2019年のスタートにあたって。冷静な狂気を

明けましておめでとうございます。
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年もあっという間に終わりました。
2月の結婚式・披露宴。多くの人に支えられてきた人生と再確認し、感謝です。

6月のロシアワールドカップ。色んな感情とともに日本代表の戦いを見届けました。
7月には地元岡山でのまさかの大災害。東京からほとんど何もできませんでしたが…
9月にはスイスでの国際フォーラムに参加。世界中の同世代から多大な刺激をうけた。(ダボス会議主催のWorld Economic ForumのU-33コミュニティの東京代表として)
11月にはYouthCreate退任予告を公開。今月中には、設立以来7年務めたYouthCreate代表理事を退任。一区切りです。

その他にも並べ挙げればきりがありません。

さて、今年の抱負、というか心持ちを簡単に書いておきます。
平成が終わり、新たな元号がやってくるというのは色々と考えさせられます。
昭和61年(1986年)生まれではありますが、当然記憶に残っているの平成の時代だけです。
次の元号の時代で、自分は何をやっていくことができるのか。

2019年の行動指針のキーワードとして「冷静な狂気」を考えています。

人口減少・少子高齢化社会が進んでいくという、社会構造の大きな変化の中に日本はあります。
明治維新以降、人口の増加が日本の発展の1つの大きな要素になっていました。
それが全く逆の人口減少・少子高齢化社会になっています。

このような変化に対応し社会を作っていくためには、ある種の「狂気」が必要なのではないかと思います。
現状の、常識・慣習・しがらみ・体制にとらわれずに、「社会を新しく作っていく!」という強い信念をもち、周囲を巻き込みながら進めていく。

そのために、平常の熱意ではなく、「冷静な狂気」をまとい熱を伝播させていくことが求められます。昨年、尊敬をしておりお世話になっているとある方との話の中で、この話になり大いにしっくりきました。

日本社会の特質は、「定まったものを続けていくことの巧みさ」ではないのかと考えています。もちろん、続けていくためには維持ではなく常に改善・変更を行う必要があります。

この最たるものが”江戸時代”ではないでしょうか?300年にわたり、明確な外敵がいないにも関わらず1つの国としてまとまり、一定の繁栄を作ってきた。逆から見れば、当時の世界のトレンドであった領土を拡張することによる、富の増やし方ではなく国を豊かにしてきた。もちろん、身分の区別・藩体制の違いなどはあり、全員が平等というわけではありませんでしたが。

しかし、今の日本は特質である「定まったものを続けていく」ではなく、「社会を新しくつくっていく!」ことが必要な状況だと思っています。そのためには「狂気」が必要だと思っています。

その他にも、「信頼」「自由」あたりをテーマにしていこうと思っています。
個々人の想いや能力を「信頼」し、どんどん「自由」にチャレンジ・思考錯誤ができる環境を作るってすごく大事だと思っています。

そのあたりも、またあらためて書きます。

いずれにせよ今年もどうぞよろしくお願いいたします!


編集部より:この記事は、NPO法人YouthCreate代表、原田謙介氏のブログ 2019年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は原田氏のブログ『年中夢求 ハラケンのブログ』をご覧ください。