お金持ちになると、下戸までブルゴーニュの赤ワインを飲みだす不思議

昨日はリッツカールトン東京のプライベートダイニングでブルゴーニュの天才赤ワイン醸造家オリヴィエ・バーンシュタイン氏をゲストにワイン会を開催しました(写真)。

資産設計実践会メンバー限定ということで、9名という少人数で、造り手本人からの解説を聴きながらワインを楽しむという贅沢な時間です。

ブルゴーニュの赤ワインはここ数年価格が高騰しています。生産本数が増やせないのに、世界中からの需要が拡大しているからです。

赤ワインの頂点は良く知られているロマネコンティですが、1本200万円以上します。それでも手に入れたいという愛好家がいるから、この価格で実際に取引が行われているのです。

不思議なのは、ビジネスパーソンが仕事で成功し、まとまった資金を手に入れると、なぜか高級ワインを飲み始めることです。それも、最初はボルドーの5大シャトーのようなわかりやすいワインに興味を持ち、しばらくするとブルゴーニュの有名な造り手によるカルトワインに傾倒していきます。

私の知り合いの起業家の男性は、以前は下戸でお酒がまったく飲めなかったのに、今やブルゴーニュの赤が最高!と高級ワインを集めまくっています。本当に味がわかっているのかはよくわかりませんが、ブルゴーニュの赤には下戸をワイン好きにさせるくらいの魅力があるということでしょう。

男性の場合、急にお金持ちになっても、お金のかかる趣味はあまりありません。男性誌を見ると、いつも特集が組まれているのは「車と時計」です。確かに高級な車や時計は数千万円を超えるものもありますが、それ以外にはあまり使い道がないというのも事実です。

ワインは車や時計のような、自己満足のコレクションという男性的な趣味ではなく、男女問わず、食事と一緒に楽しむこともできます。そして、知識や教養も求められます。車、時計に続く「第3の趣味」として、これからもっと注目されると予想します。

今回のワイン会も参加者の半分は女性。あっという間の3時間でした。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年1月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。