釜石・七尾・塩尻・岐阜・雲南といった5つの地域の民間/行政と共に、「地域での仕事を”キャリア”にする」ため、「CareerFor」の取り組みを進めています。
その一環で、大手企業向けの研修会社であるファーストキャリア社(セルムグループ)の瀬戸口社長に参加いただき、5つの地域との合同勉強会を2/1(金)に開催しました。
東日本大震災以降、SDG’sの流れもうけて、東北はじめ全国地域に大手企業が関わり始めています。その一つの方法論として、リーダーシップ研修/新入社員研修/幹部研修/事業開発研修といった文脈で、大手企業が人材育成の場として地域に関心を示し続けています。地域側も、これまでの工場誘致とは違った関係を企業に求めていて、両者の試行錯誤が進んでいます。
大手企業に人材育成サービスを提供しているファーストキャリア社もそうした流れを踏まえ、陸前高田でプログラムを展開しています。私もこちらにアドバイザーとして参加した流れで、今回の勉強会を開催しました。
(関連サイト:TEC2018 – 人生を変える四日間)
研修会社がいかに大手企業向けの営業を進めているのか。またいかに研修コンテンツを開発しているのかを、瀬戸口社長に共有頂きました。
大手企業にそれなりのコストをはらって地域に関わってもらうためには、企業ニーズを深く把握し、的確に交渉を行う必要があります。一方、研修会社だけでは地域にとっても意味あるコンテンツをつくることはできません。今回、研修会社と地域団体が出会ったことは、両者にとって大きな意味があったように思います。
再来週には、石川県七尾市でCareerForの合宿がありますが、瀬戸口さんにもここにも来ていただきます。地域が人生100年時代の学びの場として、またキャリアの場として活性化するよう、さらに活動を続けていきます。
編集部より:この記事は、一般社団法人RCF 代表理事、藤沢烈氏の公式note 2019年2月3日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は藤沢氏のnoteをご覧ください。