海外の旅行誌が認めた『SETOUCHI』その裏にあったのは!

2019年、今年は世界中からSETOUCHI(瀬戸内)の魅力を確かめに、外国の方々が押し寄せてきそうです。
と言うのも、世界の旅行雑誌が『2019年行くべきデスティネーション』として続々とランクインしています。

具体的には米国『NEW YORK TIMES』では第7位、NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELLER)誌 英国版ではなんと第1位にランクインしています。他にも米国「Fodor’s Travel」「Architectural Digest」「Conde Nast Traveler」「Luxury Travel Magazine」「Travel and Leisure」など様々な雑誌で取り上げられています。

これらの媒体は大変影響力があり、雑誌を見た人たちが「今年は瀬戸内に行こうかしら?」と調べ始め、また欧米の旅行代理店が瀬戸内ツアーを次々と発売していくキッカケになります。

「ようやく世界がまだまだある、日本の良さを理解したか!」と思うわけですが・・・・・。

確かに瀬戸内7県魅力にあふれています。
鳴門の渦潮、夕日が綺麗な小豆島、道後温泉など色々あります。それからしまなみ海道のサイクリング、これは世界で唯一の橋上サイクリングで島から島へと自転車で横断でき、本当に爽やかで海がキラキラと輝いている景色は綺麗ですね。

それから直島のアート。島の至る所にオブジェやインスタレーションがあるので、島全体がアートになっています。
地中美術館にはモネの名画があり、島内の古民家も展示場になっており、まさに自然や伝統とのマッチングが味わえる。ホテルで朝食を食べると非日常で開放された気分も味わえます。

「先ほども言いましたが、これらの魅力に世界がようやく伝わり、注目されたのか!」と言いたいところですが、実は瀬戸内DMOという組織がこれら魅力を伝えてきたんです。瀬戸内DMOという官民が参画する一般社団法人せとうち観光推進機構と金融機関・域内外の民間企業が参画する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションで構成された団体が、先ほど列挙した欧米の有力媒体に働きかけを行ってきた結果のようです。

今年はラグビーワールドカップが日本で開催されます。
『ラグビー観戦に来たその足を、どこに伸ばすか?』と言うときに『瀬戸内でしょう!』となる様に、魅力を伝えてきたんですね。

これ、すごく大事なことだと思います。
せっかく魅力が溢れていても、伝わらなければ「知らない」となってしまいます。
日本観光業のウィークポイントだったと思います。

ということで、今年SETOUCHI(瀬戸内)は外国人で大混雑しそうですね。
来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、やはり混むでしょう。
もしかすると四国や直島に行くのは再来年2021年からが日本人にとってはオススメかもしれません。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。