こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
ついに23時台に突入。これは0時になって流会する展開が確定的ですね。深夜タクシー代も馬鹿にならないから、始発までソファーで寝て帰ろうかなという気すらしてくるな…はあ。。 pic.twitter.com/lXl3Ga3xkB
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) February 14, 2019
2月14日は財政委員会。2月13日のブログで取り上げた補正予算案(築地市場跡地の有償所管換え)について、
「小池知事を委員会に参考人招致して、質疑を行うか否か」
「財政委員会に留まらず、経済港湾委員会などとの合同審査会を行うか否か」
を巡って理事会議論が紛糾。
13時開会予定だった委員会は、このブログを書いている23時30分現在でも開始見込みが立たず、このまま0時を迎えて「流会」する可能性が高い展開となっております。
もしくは23時55分に集まって、翌日の再開だけを取り決めて今日を締めるかですけど、あんまり(まったく)状況は変わりません。。
「なんでそんなに長くなるんですか?」
「多数決で決めてしまえばいいんじゃない?」
というご質問・ご意見をよくいただきまして、その疑問はもっともだと思います。
しかしながらそこは、良い面を見れば「議会の知恵」とも言えるもので、多数派が採決を乱発して進められないような仕組み(慣習)が議会にはそこかしこに散りばめられています。
採決するにしても、ある程度すべての会派が「採決で決める」ということに合意しなければ、理事会や委員会は開けないというのが都議会慣習の一つです。
この「一致点」を目指すために、様々な駆け引きや妥協が行われ、その中で少数会派の意見や方針も汲み取られるようになっているというわけですね。
そして本日のケースでは、それぞれの会派がまったく妥協する様子を見せず、この時間になってしまいました…(白目)。
■
なので、一概にこうした駆け引きをする時間のすべてが無駄だというわけではないと思います。
しかしながら、この流会が「0時」となっている慣習はどうにかならんものかと率直に感じています。
0時流会は、国会や多くの地方議会で採用されているルールですが、そうなっていると、どうしてもそこ(0時)を目安・デッドラインとして交渉の進め方が決まることになります。
これが仮に「18時流会」と決まっていれば、そこに向けて各会派が一致点を見出すなり、そうそうに翌日に審議を持ち越すなりが決まると思うのですが…。
そして、こうした何時に始まるかも終わるかもわからない中では、議員用の深夜対応保育室ができたとしても、預けている状態がまったく想像できません(保育士さんはどうやって帰るのだ?)。
参考過去記事:
変わるべきは、議会運営と男性オッサン議員たちの意識。議員用保育室の常設には反対します
https://otokitashun.com/blog/daily/19860/
何より今回、4つの局にまたがる報告が予定されていた委員会が開催されず、0時まで引っ張られて流会となったことで、おそらく100名を優に超える職員が長時間残業し、終電を逃した方もいるものと推察されます。
議員も真剣勝負で議論・駆け引きをしていますから、やはり「18時流会」などのルールを整備して闘う必要があると改めて痛感するところです。
財政委員会は明日に持ち越しになりそうですが。早期に決着が図られるよう、努力をしていきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、あたらしい党代表、東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出)のブログ2019年2月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。