皇太子妃殿下・雅子さまの病状が悪化しているとの危惧が広がっている。2月24日の天皇陛下ご在位30周年記念式典には出席されたが、25日のお茶会には欠席された。
式典はただご出席されているだけだが、対人コミュニケーションが必要なお茶会は無理という判断がされたようだ。
これを受けて、「週刊女性自身」3月12日号は「雅子さま 新皇后へ2カ月 ご病状悪化の悲愴 皇太子さま59歳お誕生日会見で秘した 雅子さま&愛子さまの異変―」という記事を掲載してにわかに状況は緊迫している。
異変は、皇太子殿下誕生日会見に雅子さまが同席されず、「今は体調の快復に一生懸命取り組んでおります」とだけ仰っていた。
これを受けて、「女性自身」の記事は、
「一方で会見での皇太子さまのおっしゃりようを聞くと、このところご回復領向にあった雅子さまですが、現在はまだ、ご公務やご活動について具体的な目標を明らかにできる段階ではないように感じられます」(皇室ジャーナリスト)
としている(太字は筆者)。
昨年の秋あたりから妃殿下の好調ぶりが報じられ、とくに、秋の園遊会では「苦手」といわれる和服で長時間、ご出席になったのだが、私は無理をなさらないほうがいいと論じてきた。
私は妃殿下に、近い方々の対応には疑問が多いと思うし、批判もしてきた。とくに、ご実家などから国民に対して妃殿下が務めを果たせてないことについてなんらかの発言がないのはいかがかと思う。
また、妃殿下の病状からすれば、両陛下がそろって動かれるという明治以来の制度に見直しが必要でないかとも提言したこともある。しかし、御退位が決まったいまとなっては、ともかく、大過なく無難にお過ごしいただくべくご本人も周囲もするべきだと思う。
そういう観点から、昨年来の「張り切りぶり」を見て危惧してきた。ともかく、御無理をされずにお願いしたい。
今上陛下のスタイルは、両陛下のお気持ちと皇后陛下のたぐいまれな能力を前提にしたものであって、一代限りのもので、普遍的なものではない。たちまち、昭和天皇とはまったく違うのだから、それが普遍的だというのは先帝陛下を否定することになるだろう。
また、新しい両陛下は自分たちなりのスタイルをお考えになればいいのである。もちろん、それが内外でどう評価されるかは分からないが、現在の両陛下のスタイルを踏襲する必要もなければ、それが適切とも思わない。
また、「女性自身」によれば、愛子さまも欠席がちという。こちらも心配である。