リアルタイム「エアポート投稿おじさん」を封印したわけ

1週間ほど海外に出かけてきましたが、今回はリアルタイムの「エアポート投稿おじさん」を封印しました。

空港に来ると、ナゼか人間のテンションは上がるようです。プライベートの楽しい旅行であれば、当たり前かもしれませんが、仕事で国内や海外に出かけるのも、非日常という意味では興奮させる要素があるのだと思います。

その気持ちの高ぶりが、つい航空会社のラウンジの写真を撮って、フェイスブックなどのSNSにアップしてしまうという行動につながります。私もつい最近までは、世界各国のラウンジの写真を撮っては、それをすぐにアップしていました。

しかし、時間差でアップするならまだしも、リアルタイムで投稿するのは止めることにしました。

1つは、留守であることがわかれば、自宅に盗難に入られるリスクがあります。家族がいればまだしも、1人暮らしだったり、戸建てに住んでいたりすると、危険性は高まります。私の自宅は警官が入口にいつも立っているくらいセキュリティはしっかりしているので、大して心配はしていませんが。

また、リアルタイムの「エアポート投稿おじさん」は、自分の居場所をリアルタイムに不特定多数の人に知らせることになります。プライベートを切り売りして生活している人ならまだしも、単に自己満足でアップしているのなら、マイナス面も理解した上で、投稿すべきです。

エアポート投稿おじさんの中には、航空会社のラウンジにいることがステイタスだと勘違いしている人も多いようです。今やビジネスクラス用のラウンジはどの空港でも混在しており、サービスの質も低下しています。空港内のベンチに座って待っているよりは快適で安全性は高いですが、自慢するようなものではありません。

写真は、数日前に利用したキエフの空港のビジネスクラスラウンジです。ここは、羽田やヒースローとは違って、ガラガラでしたが、サービスレベルはお世辞にも良いとは言えませんでした。

こんな風に、珍しい場所だったり、奇抜な内装やユニークなサービスをしているのを見つけたら、時間差でエアポート投稿おじさんになろうと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年2月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。