自民都連には青天の霹靂でも、これが二階さんの深謀遠慮の真骨頂

小池さんはニンマリぐらいしているかも知れないが、私は、あっ、そー、二階さんの懐はさすがに深いですねー、ぐらいに受け止めている。

自民党サイト、公式ツイッターより:編集部

小池さんがそれなりに窮地に陥っていたことは、皆さんとっくにご承知だと思うが、二階さんの一言でとりあえず小池さんは現在の窮地から脱出しそうである。

Help in need is a Help indeed.

自民党東京都連の関係者の間に相当の波乱と混乱を巻き起こしそうな二階さんの発言だったが、この二階さんの発言で小池さんの周辺にいた人たちの心を二階さんや自民党にグッと引き寄せるくらいの効果があったかも知れない。

いわゆる無党派層や浮動票をどうやって自民党側に引き付けるか、ということを自民党本部の選対の皆さんは懸命に考えておられるはずだが、二階さんは小池支持の一言で最近はまったく表に現れてこない根っからの小池フアン層、小池支持層の心を鷲掴みにした。

玄人筋からは散々に批判を浴びるだろうが、よってたかって苛めに遭っているように見える人に手を差し伸べる人は、如何にも人情味溢れた人格者のように映るものである。

困った時は二階さん、助けを求めるなら二階さん、という神話が出来るかも知れない。
勿論、小池さんは自分が困っていることなどおくびにも出さないだろうが。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年3月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。