渋谷駅前のYahoo!の広告:伝わる復興への思い

大学受験のとき、初めて渋谷のスクランブル交差点を見た。押し寄せる人の波、巨大なスクリーンの迫力に圧倒された。

☆☆☆

15年後、違う意味で、圧倒された。
Yahoo!の広告。

平成23年3月11日。8年という時間が流れても、この日は、わたしたちにとってあまりに特別な意味を持ち続けている。東日本大震災の記憶。悲しみだけで終わらせてはいけない。経験を学びに変えて備えなければいけない。当時、岩手県大船渡市で観測された津波は最高16.7m。もしここ渋谷に来ていたら、ちょうどこの高さ。平成は終わるけど、時代は次へと進むけど、あの日のことは忘れないで。ヤフーはそう願います。

スクランブル交差点を通る延べ何百万の方々に分かりやすく訴える秀逸な内容。渋谷のスクランブル交差点の懸垂幕の広告費がいくらかかるのか正確には分からないが、ゆうに数千万円はかかるのだろう。Yahoo!の東日本大震災の復興にかける思いが伝わる。

Yahoo!には、西日本豪雨でも、エールマーケットや寄付金募集などでとても助けていただいた。買うは応援になる。皆さんもぜひ。

(一社)RCF代表理事藤沢烈氏のNOTEより

もう少し知りたい!
桜ライン311(陸前高田市)~津波の爪痕を後世に残す~(2014.03.21)

<井上貴至 プロフィール>


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2019年3月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。