児童の安全か?法を遵守か?校長の道交法立件を巡る賛否両論

福岡県内の小学校前の公道に無断で白線を引いたとして、校長が昨年、道交法違反で立件されたことを巡って、ネットでは賛否が別れている。毎日新聞が19日朝刊で報じて明らかになったもので、校長が白線を引いた動機として、

「職員の車や坂道を走り下りた児童が信号待ちの車に衝突する危険があると思い、白線を引いた」

と供述していたという。


校長は県警に書類送検後、簡裁に略式起訴。罰金4万円の刑が確定し、すで納付したという。校長の行動をめぐって、「安全確保」の善意と捉えるか、あくまで法律にのっとった対応をすべきだったのか、報道のあった19日の午前から、ネット上ではさまざまな意見が噴出した。

ツイッターで25000人のフォロワーを擁する毎日新聞の小川一取締役は、評価は加えずにニュースを紹介。

小川氏のツイートにネットからは

本来なら警察の仕事だったでしょうに。
事情を鑑みて、不問に付すことが司法の裁量であって欲しかった。

という反応が返っていた。

ほかにもツイッターでは、

ウチの子供がこの小学校に通ってたら校長先生が払わされる4万のうち俺は1万払うわ。逆にこれがきっかけでこの道路のこの場所に目が向けられて何かが変わると良いな。子供の目線で通学路を歩いてみると道交法では防ぎきれない現場が幾つもあるんだよね。そんな考え方だよね。

やりたい事は分からんでもないんやけどなあ…

もちろん道交法には引っかかるだろうけど、校長の気持ちはくんでやってくれ…と思う。

などと校長に同情する人も。

しかし、勝手に公道で白線を引いたことは事実。法秩序を重視する人たちからは、

福岡県警にまずダメもとでも話してみれば。。

優しかったら法律を破ってもいいのか、考え方が甘すぎるのでは?

そんなに心配なら校長自ら交通整理に出ればよかっただけの話。

などと冷ややかな反応が相次いだ。