あわやホームレス!? あって良かった資格のススメ

何か資格を取りたいという方には、私は断然、宅建(宅地建物取引業主任者)をオススメします。
ちなみに私も持っています(^ ^)

オススメのポイントは

①日常生活と大いに関係する『民法』が出題範囲にあり学べる
②一般人にとって、一生で最も高価な買い物の『家』について学べる
③資格を持っていないと出来ない行為があり、不動産業界への就職には滅茶苦茶有利
④消えない資格
(一度合格すれば、更新しなくても、講習を受ければ復活する。私は只今失効中です(笑)

などです。

写真AC:編集部

私が宅建を持っていたから、会社は不動産取引の免許を取得することが出来ました。不動産会社の取締役も経験させてもらいました。ここで、皆様にも降りかかるかもしれないエピソードをお話しします。

まだ私が千葉に住んでいた頃の話です。2人目の子供の妊娠を機に、家を買うことにしました。当時私は転勤族だったので、「駅近、築浅のいつでも売れる中古マンション」と業者に依頼しました。

すると、業者の所有する物件の中に「駅徒歩3分、築3年、値段も手頃」なマンションがあり、私は即決しました。

早速ローンの審査を申請しましたが、全滅でした。当時私は、上場企業の取締役で、どう考えても審査に落ちるはずはありませんでした。ある銀行が理由を教えてくれました。

実は、マンション一帯が区画整理中で、土地の中に「保留地」が含まれていることがわかりました。保留地の物件は、個人の信用に関わらず一切やらない金融機関がほとんどらしいです。

当時の借家に解約通知を出してしまったのに、ローンが組めなければマンションは買えません。普通なら泣き寝入りです。しかし、私には宅建の知識があります。

私は業者に対して、「明らかに宅建業法35条の重要事項説明義務違反です。御社の責任でローン先を探してください」と伝えました。宅建業法には、業者と個人が直接取引する場合、知識に差があるので、個人を保護する項目が定められています。私はそこを突いたのです。

 

幸いローン先は見つかりましたが、金利などの条件が当初想定していたものと比べて、大きく差がありました。

そこで私は、以下の同意書を作り、業者にサインしてもらいました。

①想定していた金利などの条件と、実際の条件との差額を売買価格から減額する
②将来、この物件を売る際は、業者の責任で買い手にローンをつける
③その際の仲介手数料を割引する

こうして無事にマンションを手に入れました。
めでたしめでたし(^ ^)

そこから約3年後、FC岐阜社長の話があって、岐阜に引っ越すことになり、同意書の効力が発生します。おかげ様で、買った金額よりも少し高く売れました(^ ^)

健常者の世界も障害者の世界も、持つべきものは正しい知識と情報です‼️

そんな訳で、宅建オススメです(笑)

恩田 聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年4月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。