起業で得られる「3つの自由」

会社を辞めて起業したいという人が私の周りにも増えてきました。

起業にはリスクがありますが、その見返りに「3つの自由」を手に入れることができると思っています。

仕事と仕事相手を選択する自由、時間を自分で配分できる自由、そしてお金の自由です。

雇われて仕事している時は、上司や部下、取引先を選ぶことは原則できません。どんな人格者であっても人間ですから、相性の良い悪いはあります。相性の悪い人と一緒になってしまったら、拒否権はありません。人事異動で相手か自分のどちらかがいなくなるのを待つしかありません。

私も会社員時代、そんな経験がありましたが、今から考えればその時間は、何とももったいなかったと思います。起業すれば、仕事相手だけではなく仕事も選ぶことができます。嫌な仕事は、やらない自由があります(ただし、仕事を選べる状態になっていなければなりません)。

また、起業すれば、時間の自由を手に入れることができます。私は、午前中はゆっくり過ごしたいと思い、午前中の予定は原則入れません。目覚まし時計をほとんど使わない生活になりました。

通勤ラッシュとも無縁ですし、天気の良い日は、テラスでワインを飲むのも、昼からゴーカートでドライブするのも自由です(写真)。

3つ目のお金の自由は、起業してみないとわかりません。

雇われている人は源泉徴収された給与から支出をコントロールする発想になります。しかし起業すれば、事業に必要なお金を自分の裁量でコントロールできます。

言い換えれば、会社から給与をもらって仕事をしている時は、税引き後(アフター・タックス)で考え、起業すると「アフター・タックス」ではなく「ビフォー・タックス」で考えるようになるのです。

起業で得られるメリットについて書きましたが、起業は思いつきでは成功しません。周到な準備が必要です。機会があれば、起業する人が、会社を辞める前にやっておくべきことについて書いてみようと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。