大阪の自民党が沈み過ぎるのも困るな、と思っているので、あえて書いておく。
いい候補者がいるのであれば、これまでの戦績に怯むことなく挑まれた方がいい。
まあ、大阪の維新の擁立する候補者が自民党が擁立を検討している候補者よりも格段に上だと思うのであれば、あえて負け戦を覚悟で候補者を擁立することはないが、何の競争もないのは大体はよくない。
選挙の洗礼を受けないで首長に当選してしまうと、とかく独善に陥りやすくなる。
今の大阪維新の勢いに抗するのは事実上難しいとは思うが、最初から戦いを諦めてしまうのはよくない。
自民党大阪府連の会長が交替するようだが、自民党大阪府連としては大阪維新との向き合い方を考え直した方がいい。
これまでのように闇雲に大阪維新の都構想には徹底反対を極め込むのではなく、よりよい大阪都構想の実現に向けて、協力すべきところは協力するくらいの柔軟な姿勢を示すことが、大阪の自民党の皆さんには求められているのではないだろうか。
民意には、人一倍敏感なはずの皆さんである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年4月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。