手書きの手帳を使い続けるのは時代遅れなのか

仕事では、ネット証券の創業に関わったこともありますが、基本的にはデジタルではなくアナログなライフスタイルが好みです。

例えば、スケジュール管理です。最近ではネット上で管理している人が圧倒的だと思いますが、私は未だにシステム手帳を使っています。アポイントメントが入ると手帳にボールペンで手書きで記入していきます。仕事は青、プライベートは赤、それ以外は黒というように4色を使い分けて書き込んでいるのです。

手書き手帳の場合、紛失リスクがあるのと、記入作業の度に手帳を開かなければならないというのが、確かに面倒です。

にも関わらず使い続けているのは、組織に所属している訳ではないので、誰かとスケジュールをシェアする必要も無いからです。また、ネット上だと時間の感覚がわかず、どうにも馴染めないというのも大きな要因です。

ちなみに手帳は、スケジュール管理のシステム手帳以外に更に2冊を使っています。

アナログなライフスタイルは、手帳だけに留まりません。

新聞もネットで電子版を読んでいますが、並行して配達される新聞にも目を通しています。朝起きるとまずベッドの中で携帯を見ながら電子版をチェック。その後、カフェに新聞を持って行って、もう一度読むというのが通常の日のパターンです。

紙の新聞の価値は、紙面の下にある雑誌や書籍の広告をチェックできること、折込のチラシに投資のヒントが見つかること、そして大きなフォントの見出しで紙面を一覧できるので、記事がスッと頭に入ってくることです。

本もキンドルのような端末は使いこなすことができず、本のページをめくって線を引いたりしながら読むのが好きです。これも新聞と同じように、パソコンや携帯で呼んでも、どうにもしっくりこないからです。

デジタルデータですべての処理ができれば効率的であることはわかっています。でも、アナログな世界には効率化だけでは測れない価値があると感じます。デジタル化、ペーパーレス化という世の中の流れに逆行していますが、このスタイルをこれからも続けるつもりです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年5月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。