中田宏の知っトク解説。今回は「GAFA」です。
ここ最近「GAFA」という言葉を聞く機会が増えました。
「GAFA」とは世界中でビジネス展開するGoogle・Apple・FaceBook・Amazonの各企業の頭文字
で、IT企業と呼ばれている会社の中でも、サービスが多様で、特に規模が大きく、今後の経済や社会の方向性を決定づけていくだけの影響力を持つ会社の総称です。
この4社のことは皆さんもよくご存知だと思いますが、検索エンジンを始め、フリーメールのG-mail、広告事業、道案内をしてくれる地図のグーグルマップ、ストリートビューなどを提供しているGoogle。MacやiPhoneなどのハード、OS、そこで使うソフトコンテンツの電子書籍や音楽や動画などまでを統一したブランド展開を行なっているAPPLE。FaceBookは実名登録のSNSサービス、広告事業を展開しており、全世界で24億人が使用している強みがあります。最後に、Amazonはネットショッピングの代表格で、音楽や動画、日用品や車や家まであらゆるものを売っているマーケットプレイスです。
これらGAFAのビジネスは多様なサービスを提供しているプラットフォームと言えます。
つまりGAFAは世界各国の個人データやビッグデータを握っており、そのためしばしば各国の独禁法に照らし、問題視されることもあります。全世界に活動拠点が広がっているため課税をどうするのかが世界各国の問題でもあります。
GAFAはこれからのビジネスだけではなく社会や国のあり方にも大きな影響を及ぼすと考えられている企業。今後も注目です。
編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2019年5月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。