愛子様を悠仁様の前に中継というのは南北朝の再現

産経新聞によれば、国民民主党が安定的な皇位継承策として皇室典範改正案をまとめたという。男系の女性天皇を容認することが柱で、女系天皇は「時期尚早」として認めず、あくまで男系を維持する一方、男系の女帝は認め、今上陛下の次は、愛子様とするが、その次は、悠仁様にするということいらしい。

NHKニュースより:編集部

愛子様の結婚相手は皇配殿下と呼び皇族とするのだという。ただし、もし、愛子様の結婚相手が男系男子のだれかであれば、悠仁様でなくその男子もありうるということか。

最近、美智子上皇后陛下が、悠仁様にはいずれ天皇になってもらいたいが、愛子様にもぜひ女帝になってもらいたいので、ショートリリーフにしたらどうかと思っておられるという「噂」を論じる識者もいた。

私はよろしくないと思う。だいたい、2001年生まれの愛子さまと2008年生まれの悠仁様との年齢差は7歳であるから、両方を天皇にするのは、財政的負担も、年号の変更にともなう民間のコストなども大きくなる。

もし、動機があるとすれば、可愛い孫を二人とも天皇にしたいとかいうことだろうが、ストイックな上皇后がそんな私の感情優先の発想をされるとは考えにくいので、そういう風にしたら上皇后がお喜びになるとか考える佞臣の浅知恵ではないか。

そもそも、兄弟両方とか、従兄弟両方とかを帝位につけたいとかいうことを考えると、二つの系統の対立を生む。たとえ、最初は、片方は一代限りといっていても、いざ帝位につくと、やっぱり嫌だということになる。

そうして起きたのが南北朝の対立だ。

私は正統的な継承者である悠仁様のあとが続かねば、そのときは、いくつかの選択から1人に慎重に絞るほうがいいと思う。異例の即位はやはり本人がしっかりしていないと難しいし、さらに、子供がいてその次代も大丈夫かとかいうことも考慮すべきだと思うからだ。

しかし、いったん、新しい系統に移ったら、あとは皇室典範通りの継承にすべきだと思う。

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Channel AJER 特別講演会…八幡和郎講演会
万世一系:全ての疑問に答えます

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