このブログは境を越えてのイベント参加前に書いたものです。イベント後に、何も行動もしてないのに、この内容を書ける自分の浅はかさを思い知りましたが、これが現在の等身大の恩田聖敬なのであえてこのまま公開します。
息子の小学校には息子の名前と同じ読みをする子がいるらしいが、息子は「こうくん、恩田が良い!だってパパ有名人だもん!」と妻に言ったそうです。
有名人といえばそうかもしれません。ALS公表時とFC岐阜社長退任時には、Yahoo!ニュースのトップにあがりましたし、全国ネットの番組にも取り上げてもらいました。地元の新聞には100回以上載せてもらっています。「聞いたことある」という意味においては有名人です。
私は有名人の恩恵に大いに預かっています。Facebookを始めた途端に、全国のALS患者や医療関係者、サッカーファンなどから繋がりを求めてきてくれ、困ったことがあれば、誰かしらが問題解決への情報をくれました。
しかし私は、その恩恵に対する恩返しが全く出来てません。
そもそも私には大将たる器はないですし、有名人になりたいという野心もありませんでした。FC岐阜時代にあれだけメディアに出たのも、ALSを利用してFC岐阜を宣伝したい一心からでした。
そんな私がFC岐阜を辞め、ALSが進行して、人工呼吸器をつけて、どんどん自由が奪われる中で、有名人欲がむくむくと芽生えてきました。
もっと多くの人に恩田聖敬の考えを聞いて欲しい!
もっと多くの人に恩田聖敬のブログを読んで欲しい‼️
ALSでも自分らしく生きられることを証明したい‼️
健常者と障害者の間の壁を壊したい‼️
今の私は中途半端な有名人です。もらいっぱなしです。
いただいたものは社会にお返しする義務があります。
そのために、もっともっと発信力が欲しいです。
自惚れてるかもしれませんが、『社会に対して自身の経験や生き様を発信し続けること』こそが、自分の残りの人生における使命であり、社会に対する恩返しだと思っています。
以上が世界ALSデーに寄せて、厚顔無恥な私の本音です(^ ^)
恩田 聖敬
この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年6月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。