勝てない選挙を戦う苦しみを今一番味わっておられるのは、国民民主党の候補者の皆さんだと思う。
私は、3度国政選挙に敗れ、4度目の挑戦で初めて衆議院議員選挙に当選したから、勝てない選挙を戦う候補者の皆さんの苦しみはそれなりに分かっているつもりである。
奇跡などは滅多に起きない。
選挙戦も後半を迎えると、ほぼ大勢は決まっている。
候補者本人には殆ど情報が届かないが、選挙事務所の選対の方にはあちらこちらから情報が届くものである。それこそ、相手候補者の陣営と適宜情報交換しているケースもあるくらいだから、候補者本人は必勝の信念で死力を尽くして選挙戦を戦っているが、選挙事務所の選対の方では選挙が終わった後の後始末やそれぞれの身の振り方について然るべく動き出す頃である。
知らぬは候補者本人だけ、ということもある。
皆さん、自分の生活が掛かっているのだから、これはこれで当然だ、と割り切った方がいい。
さて、国民民主党。
どの世論調査でも苦戦を免れないようだ。
参議院選挙が終ったら、草刈り場になる、という報道が出てきた。
国民民主党が草刈り場になってしまうと、困ってしまう人が大勢出てくる。
まだ一両日は早いが、何とか対策を講じた方がいい。
先手必勝である。
もたもたしていると、若い方々が離れてしまう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。