老後の不安は2000万円ではなく「毎月20万円」で解決できる

老後資金が2000万円不足するとの金融庁の報告書は「2000万円問題」として国会が紛糾し、社会問題化するまでの騒ぎになりました。

ピクトアーツ:編集部

これを受けて生命保険系のシンクタンクが「50代で最も多い年収500万~750万円未満の層は、65歳までに3200万円必要になる」というレポートを出すなど、必要金額にフォーカスした議論が続いています。しかし、私はストックでいくら必要かを考える事は、無意味だと思っています。

以前から申し上げている通り、現役世代で資産を積み上げ、リタイアしてから、それを取り崩すというモデルはワークしません。なぜなら、リタイア後のライフタイムがどこまで伸びるか予想がつかないからです。

確実なのは、今よりも長生きする人の数は増え「長生きリスク」が高まることです。お金が必要な期間が長くなれば、必要なお金も多くなります。現時点で必要金額を想定し、それを貯めていこうという発想自体が間違っているのです。

リタイア後の安心を手に入れるために必要なのは、ストックではなくフローです。安定したキャッシュフローが不安解消のキモです。

だから、これからはリタイア後も別の仕事を続け、年金プラスアルファの定期収入を確保する。そのようなライフスタイルが当たり前になります。リタイアしたら仕事をスパっとやめるという従来の考え方はもう時代遅れになるのです。

もし、働くことが喜びで、収入を得るだけではなく、やりがいや生きがいも手に入るなら、そんな人生の後半戦も悪くありません。

しかし、やりたくもない仕事をリタイアしてからもいやいや続け、死ぬまで働き続けるのは辛いという人もたくさんいるはずです。

その場合、自分が働くのではなく、お金に稼いでもらう必要があります。その代表的な方法が、不動産投資です。

「リタイアするまでに、ローンのないワンルームマンションを3戸持ちなさい」というのは、日本財託の重吉社長の口癖です。1戸の家賃を堅めに見て7万円とすれば、3戸で毎月20万円以上が手に入ります。一旦、その仕組みを作ってしまえば、嫌な仕事をやる必要なくなり、好きなことをしてリタイア後を過ごせます。不動産投資とは、自分のやりたいことを実現するための手段なのです。

資産デザイン研究所では定期的に不動産投資のセミナーを開催しています。たくさんの人が、老後の安心のためにやるべきことを見つけ、実践を始めています。

7月のセミナーは全て満席になりましたが、8月20日にもこちらのセミナーが予定されています。このままではマズいと不安な人は、参加してみてください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年7月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。