緊急ブログ更新!障害者の参議院初登院を受けての当事者の思い

恩田 聖敬

表題について取材を受けたので、ブログにて全文を掲載します。

Q:多くの国民が「病気を持っていても国会議員になってほしい」と舩後さん、木村さんに期待したことについて、率直なご感想をお聞かせください。

→お二人に投票した障害者は心底お二人に期待して投票されたと思います。しかし、健常者の票は興味本位のものや何となく今の政治を変えたいという思いが多いように思います。私もALSを発症してなかったら、興味本位で票を投じていたかもしれません。お二人の命懸けの挑戦が、障害者への興味から『理解』へと変わっていく一助となると信じています。これは偉大なる一歩です!

Q:一方で、両議員の国会活動に公費補助されたことに、一部の政治家から「自費負担を」とか「不公平では」という意見がありました。こうした認識が根強く残る状況について、両議員の活動でどのように変わってほしいとお考えですか。

→重度の障害を持ちながら国政に打って出ることは、文字通り命懸けの行為だと思います。公費負担するだけの価値がある働きをお二人が証明出来るかの問題だと思います。是非とも、私を含めた全国の働きたい障害者の代表として、障害者就労の可能性を示していただきたいと思います。


健常者のあなたも、いつ何時突然、私のように障害者の世界に足を踏み入れることになるかわかりませんよ!

恩田 聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年8月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。