韓国では東京五輪をボイコットするとかいう声も強いようだ。しかし、そんなことを怖れる必要などひとつもないだろう。もちろん、平和の祭典なのだから、ボイコットなどするのは歓迎できないし、馬鹿げているが、来て欲しいから媚びる話ではない。
私も、Facebookで、「韓国が東京五輪に①参加してくれないと困る②できれば参加して欲しい③どうでもいい④こっちからお断りはできないが参加してくれない方がいい、でアンケートとったらどうなるのだろうか」という声を募ってみたが、④が多かったし、「⑤絶対に参加して欲しくない」という選択肢をつくれという意見も多かった。
私は友好的に参加してくれればいいが、そうでないなら、なにも無理をしてくれなくてもいいし、妙なパフォーマンスや妨害する輩が出るくらいなら来ない方がいいと思うのが普通と思う。また、ラフプレイとか、韓国の審判員によるおかしな判定とか、負けて口惜しいから居座ったりとか心配することが失礼とはいえない理由もいろいろある。
もちろん、ボイコットなどする国が出るのは歓迎したいことではない。また、いろいろ腹が立つことは多かったが、平昌五輪にも日本は参加したのだから、それとのバランスは取るのが常識だと思う。
しかし、雰囲気を壊すようなことをされるよりは、不参加の方がベターだというのが普通の日本人の感覚だと思う。
いずれにしても、世論調査などして、韓国人に①が多数だと誤解されないようには、しておいた方がいいと思う。
また、東京五輪で変な横断幕など持ち出した外国人がいたらどうするのか、よく準備しておいた方がいいだろう。たとえば、変な横断幕持ち出したり、妨害行為をする観客がいた場合、周囲の日本人は黙ってみているべきでなかろう。
威力業務妨害の現行犯としてどの程度手荒に押さえ込んでいいのだろうか?予習しとかないといけない。刑事訴訟法では速やかに警察官などの司法職員に引き渡すという条件付きで一般市民でも現行犯逮捕できるはずだから、よく手順を考えておいた方がいいし、「ガーディアンエンジェルズ」のようなボランティアの自衛団も考えていいのかもしれない。
いずれにしても、テロ対策でもなんでも警察などだけにまかすのは間違いで、市民が立ち上がるというのも大事なのである。
八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授