国民民主党が立憲民主党と同一会派を組むことになるかどうか、というのが今日の命題である。
私は、大勢として組むことになるだろうと判断している。
立憲民主党と組むよりは、維新と組んだ方がいいのだがなあ、と個人的には思っているが、一部の地域を除いて国民民主党と維新の間に特別の親和性が認められる地域は少ない。
旧民進党、ひいては旧民主党の流れを引いている人が圧倒的に多いから、衆議院選挙を目前にすると矢も楯もたまらず立憲民主党との統一会派結成に動く人が圧倒的になるだろうと思っている。
立憲民主党と大立ち回りした人や立憲民主党から刺客を差し向けられた人はさぞかし居心地が悪いだろうが、選挙を目前にすれば背に腹を変えられない、ということになるだろう。
組織の末端におられる方々は上に振り回されてさぞかし大変だろうと思うが、大方の人は、あえて大きな流れに逆らうようなことはされないはずである。
もっとも、立憲民主党と国民民主党が統一会派を組むことになっても何のインパクトもなく、ご自分たちの勢力の伸長には殆ど貢献しないだろう。
歓迎するのは、国民のごく一部。
股裂き状態になっていた労働組合の方々の方々が多少動きやすくなる程度で、無党派層や浮動層はこのまま眠るか、どこかへ行ってしまうか、の二択だろうと思っている。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。