「ド素人」の一般人がアゴラで2年間、記事を書いて変わったこと

黒坂 岳央

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

2017年7月27日、言論プラットフォーム「アゴラ」で「「夏の恵方巻き」に嫌悪感を高める人が多い3つの理由」という記事を初めて寄稿して約2年間が経過しました。

黒坂さんの「アゴラ」デビュー記事

これまでせっせと279記事(2019年8月15日時点)をアゴラに投稿してきて、「いろいろな変化」がありました。今回はそんな変化を振り返りをご紹介させていただきたいと思います。

Twitterでも嬉しい気持ちをしたためます。

ド素人を迎え入れてくれた「アゴラ」の魅力

アゴラは誰でも記事を寄稿することができます。私が寄稿するようになった2017年からそれは変わらず、今も門戸は大きく開かれています。

通常、アクセス数の多いメガメディアに寄稿するには、何かしら専門性に特化したブログを持っていたり、誰もが認める実績がなければいけません。私もアゴラの門戸を叩くまでは、数え切れないほどいろんなメディアに寄稿しましたが、特筆すべき実績も持たなかったので当然のようにお断りをされ続けてきました。

私にとってのネットメディアでのライターデビューは内藤忍さんの「【募集】お金をもらって、文章修行したい人」という企画です。記事を見た瞬間に応募してここで「文章の書き方のいろは」を勉強させてもらいました。その後も内藤さんには出版のアドバイスをもらったり、お世話になりっぱなしでした(内藤さん、いつもありがとうございます)。

内藤さんのライター企画で文章を書くお勉強をさせてもらった後、ダメ元でアゴラに寄稿しました。それまで次々とネットメディアからお断りされ続けてきましたが、アゴラは「フルーツギフトショップを経営している、フルーツの専門家」として私の寄稿を認めてくれました。

そこから日々、フルーツに関する記事をせっせと書いて寄稿するうちに、当時配信先だったYahooニュースのアクセスランキングで1位を取るなど反響の取れる記事も出てきました。その後は「ゲストブロガー」ではなく「正式執筆陣」として迎え入れて頂きました。

誰もがなにかの専門分野を持っていると思います。就いている職業や、趣味が高じて専門家並の知識や経験を持っている人もいるでしょう。しかし、それでも即専門家としてデビューすることはなかなか難しいのです。アゴラはそんな「プレ専門家」を快く迎え入れてくれる、非常にありがたい存在です。

Yahooニュースの雑誌アクセスランキング1位になった記事

2年間での大きな変化

何も持たない、知名度ゼロからアゴラで執筆するようになってからの2年で思わぬ収穫がありました。

まず、他のメディアでも「アゴラで記事をいくつも書いている」という実績を高く評価してもらえたことです。アゴラに寄稿する前は大手メディアからはまったく相手にされませんでしたが、寄稿して数カ月後反響のあった記事を持っていくと、今度は反応がまったく違いました。アゴラに寄稿した実績を認めてもらい、他のメディアでも正式執筆陣入をさせてもらうことができたのです。

そしてアゴラに寄稿を続けていると、記事を見た企業から声がかかるようになりました。

「アゴラで書かれた記事をテレビで取り上げさせて欲しい」

「記事を読みました。本を出版しませんか?」

「雑誌でコラムを書いて欲しい」

「取材をさせてもらいたい」

「記事の監修のお仕事をお願いできますか?」

「講演に登壇してもらえますか?」

このようなお仕事が次々と舞い込むようになりました。やはり月間PV数が個人ブログとは文字通り「ケタ違い」なので、多くの人の目に触れることでビジネスチャンスにもつながるのだなと実感したものです。

「実績も筆力も稼ぎながら」が鉄則

私にとって、アゴラはまるで修行の道場のような存在です。

記事を寄稿すると、新田編集長をはじめ編集部で内容をチェックします。寄稿した記事によってはNGになってしまうこともあり、その際に「なぜダメなのか?」ということもフィードバックとして頂くことができます。最初のうちは空気を読まずに噴飯もののひどい記事をいくつも寄稿してしまい、新田編集長から叱られてしまうこともありました(その節は申し訳ありません)。

しかし、何がどうダメか?というフィードバックは私にとって自身をアップデートさせるのにとても役立ちました。「なるほど、これだと読者の誤解を招いで炎上してしまうのだな」と都度学ばせてもらったつもりです。

自分が執筆した記事をプロの編集者にチェックをしてもらい、フィードバックをもらってアクセス数の多いサイトに掲載してもらえる。これだけでもお金を払わなければいけないほどの恩恵があるわけですが、寄稿した記事はアクセス数に応じてレベニューシェアを受け取ることができます。つまり、自分のビジネスや自身のPRになり、フィードバックによる筆力アップとともに、お金まで受け取れてしまうのです。

世の中にはお金を払って文章の書き方の講座が多く存在する中で、逆にお金をもらってトレーニングをさせてもらえる事に驚きました。「ブログ講座」などにいかず、せっせと記事を寄稿するほうが最短最速で力がつき、お金を稼ぎ、そして実績を積み上げることが出来るので圧倒的にコスパが良いと感じます。

まるでPR記事に感じてしまうほどべた褒めですが(笑)、人生を変えてくれたアゴラには心から感謝しています。これからもガツガツとアゴラに寄稿を続けていきたいと思います。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。