周到な小池さんの再選戦略

緑のたぬきと二階のたぬきの狸コンビではないのかしら、と思うほどに小池さんの都知事再選戦略は着々と進んでいるようである。

自民党サイト、官邸サイトより:編集部

昨日、小池さんを支援する政治団体「百乃会」のセミナーに小池さんと二階さんが仲良く講師として登場されたようだが、二階さんが小池さんの強力な実質的支援者の一人であることがまたまた確認された。
自民党東京都連の方々はさぞ反発されるだろうが、二階・小池のコンビはそうそう解消しそうにない。

二階さんが自民党の幹事長を続投するのかが話題になりかけているが、内閣改造は大幅になるだろうが、幹事長職の交代は当分先のような気がしている。

執行部の中には二階さんを衆議院議長に推して二階に上げてしまおうなどと画策していたのではないかしら、と思われる人もいたようだが、どっこいそうは問屋が卸さない、ということだろう。
参議院選挙でまたまた二階派が増えているから、今の段階で二階さんに、幹事長を降りるべしなどという声を上げる人がいるとはとても思えない。

二階さんが幹事長を降りるのは、あくまでご本人の健康問題が深刻になった時。
衆議院解散総選挙までは二階さんは幹事長職は手放さないはずである。

公明党筋からは衆議院の解散総選挙は来年の東京オリンピックが終ってから、という声が上がっているくらいだから、自民党東京都連の方々がいくら騒いでも来年の東京オリンピックの直前に実施される東京都知事選挙に自民党から独自候補の擁立など出来るはずがない。

まあ、無駄な考え休むに似たり、というところかしら。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。