韓国メディアの「チャンネルA」が21日、河野外相が韓国人記者に「そのカメラはキヤノン?」と尋ね日本製不買運動を揶揄したのではと報道し、ネット上で論議を呼んでいるが、河野外相やその場に居た日本人記者からフェイクニュースの可能性が指摘されている。
問題になっているのは韓国メディア「チャンネルA」が報じた以下のニュース。
河野外相は、韓国と日本の取材陣に向かってどの国のカメラを使っているのか尋ね、「不買運動をしているが、結局使わないでいられるのか」という風に話した。
「キヤノン?このカメラはニコン?キヤノンが2人ですね。」
韓国で行われている日本製品不買運動を念頭に置いて、日本産のカメラの優位性を強調したものと解釈される。
康京和長官は固い表情で、河野外相と握手をし、会談場を出た時も表情は固かった。
(訳は機械翻訳の補正)
このニュースは日本のネット上にも拡散し、賛否を巻き起こしている。
左寄りと思われる人たちからは、「幼稚極まりない。こんなのが外務大臣?」「ここまで幼稚で下卑た人とは思わなかった」といった批判的な意見があがっている一方、
韓国のメディアの持っているカメラを覗き込み「それは何?キャノン?それはニコン?キャノン2人だね」と韓国の不買運動を馬鹿にするような発言をする河野太郎。(動画30秒あたり)韓国の不買運動で観光客激減して各地で苦しんでいるのに幼稚極まりない。こんなのが外務大臣??
河野外相、韓国の取材陣に「ニコン? キャノンは2人か?」などとヌカした模様。不買運動に当てこすったんだね。入閣するまでは、ここまで幼稚で下卑た人とは思わなかった。この人が国の顔だよ?
「それそれ♩」「河野太郎はさすが」「無慈悲な煽り」「いいぞ太郎、もっとやれ」などと歓迎するような声も聞かれた。
コメントで韓国人発狂w
河野太郎はさすが
無慈悲な煽り
いいぞ太郎、もっとやれ
こうしたネット上の騒動に気づいてか、河野外相自身が22日にツイッターを更新。「日本人記者と雑談してただけ」「記者さんたち大きなカメラ持って上がって大変だったし」「そもそも韓国語できないから」と、韓国メディアの報道内容を否定した。
また、その場に居合わせたというフジテレビ報道局政治部の古山倫範氏も、「その場に居ましたが、事実は異なります」「日本語で我々と雑談しましたが、韓国メディアに尋ねてはいません」「また、河野外相は、よくカメラに関する雑談をします」と伝えられている内容を訂正。
たしかに動画を確認すると、「それは何?キヤノン。それは?ニコン。キヤノン2人だ」と河野外相は発言しており、“日本製不買運動の揶揄”を意図したコメントとしては不自然にも思われる。
GSOMIA延長決定へとも伝えられているが、日韓関係の先行きが依然として不透明な中、不必要な対立を煽る報道やそれらへの過剰な反応には注意が必要かもしれない。