投資家として、様々な資産に投資を行い、同時にビジネスも色々やっていますが、投資とビジネスには共通点が多いと感じます。
まず、どちらも規模ではなく、収益が大切です。
投資金額が大きくてもリターンがマイナスなら、そんな投資は、やらない方がマシということになります。ビジネスも売上を伸ばして会社の規模を大きくしても、利益が出なければ民間企業としての存在価値はありません。むしろ小さくても、継続的に利益を出せることが投資家にも経営者にも求められていることだと思います。
個人投資家がなぜ利益を出せないのかは、こちらのコラムにまとめたので、読んでみてください。
次に共通するのが、どちらも「歪み」から収益を得ることができるということです。
投資は「価値>価格」となっている割安なものを購入し、逆に割高になっているものを売れば、リターンにつながります。「歪み」が修正される過程で収益が生まれる訳です。
ビジネスも同じです。必要なものが提供されていない状態。つまり、需要と供給に「歪み」があるのを見つけ、それを解決していく。その問題解決に対する報酬が、企業の利益と考えることができます。アマゾンもアップルも、世の中に存在する見えない需要という「歪み」を見つけ、それを解決することで成長したのです。
そして、3つ目の共通点は、どちらも自分の強みを活用することが、成功につながるということです。
例えば投資において、金融機関からの信用が高く「お金を借りる力」を持っている人は、その強みを活用し、借入により金利差からの収益が狙いやすくなります。ビジネスにおいても、自分が強い部分を見つけ、そこを差別化していくことが、成功の可能性を高めます。
私が、自分の強みを活かして実践している投資法については、こちらのサイトにまとめてもらいました。
世の中には利益だけで考えてはいけないものがあることも理解しています。でも、それは利益を上げてから、考えれば良いこと。結果が出せないのに、理想ばかり語ったり、他人の批判ばかりしていても、自分の理想は実現できません。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。