無所属から立憲民主党に入党する国会議員はいても、無所属から国民民主党に入党する国会議員はいないようである。
自民党の支持層との親和性が一番ありそうなのに、無所属の国会議員から敬遠されてしまうのにはそれ相当の理由があるのだろう。
一種の風評被害があるのだと思う。
国民民主党の支持率が1パーセント台だなどと散々言われてきたから、国民民主党を名乗っていてはとても小選挙区制選挙の衆議院選挙では当選出来そうにない、まだ立憲民主党の方が当選する可能性がありそうだ、ということで立憲民主党を選ぶ人が多いのだと思う。
折角いい人たちが揃っているのになあ、と気の毒で仕方がない。
何とかしてあげたいが、現状ではなす術がなさそうだ。
とにかく、今は忍の一字である。
くれぐれも立憲民主党に呑み込まれないようにして、時節が到来するのを待つしかなさそうだ。
その日が来るかどうかは、分からない。
しかし、国民民主党の皆さんは自分の節を曲げない方がいい。
合同会派を結成したことのメリットは、これで少なくとも野党の間での候補者調整が円滑に進みそうだ、ということだろう。
立憲民主党が立憲民主ファーストを言い立てて、国民民主党の現職議員がいる選挙区に候補者を立てるようなことをしてしまえば別だが、今のところ立憲民主党側にそこまでの武闘派はいないようである。
なんとかなるんじゃないかな。
まあ、なんともならなければ、それはそれまでのこと。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年9月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。