グランクラスより「こまちの普通席」で行くべき東北新幹線

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2011年には、あれほど騒がれ、多くの人たちが出かけた東北ですが、今や東北の復興に興味を持つ人はすっかり減っていしましました。

そんな東北に今週末有志でフィールドワークに出かけてきます。気仙沼と陸前高田の事業者たちを訪ねて、復興の今をこの目で実際に見てこようと思います。

東北に行くときは、いつもJR東日本の東北新幹線で仙台や一ノ関まで行くのですが、いつも気になるのは、新幹線の価値と価格が「ふぞろい」なことです。

JR東日本の新幹線には、普通車、グリーン車、そしてグランクラスと呼ばれる飛行機でいえばファーストクラスのような座席も用意されています。

まず、不思議なのがグランクラスです。確かに座席は広々として革張りの高級感がありますが、座り心地が良いかと言われれば、一昔前の応接室に置いてあるソファのような感じで、私にはあまり快適には思えませんでした。JR東海のグリーン車の方が好みです。利用者が少なく、座席がガラガラなのは快適ですが、電車に乗り込むまでは、一部の駅以外は、特に何もサービスはありません。

また、E6系と呼ばれる「スーパーこまち」に使われている車両の普通車は座席の配置が、2席プラス2席になっていて、グリーン車と同じ配置になっています(写真)。普通料金でグリーン車に乗った気分が味わえ、スタイリッシュで快適なので、とってもお得感があります。

東北新幹線の問題は、料金体系は「グランクラス>グリーン車>普通車」なのに、快適さが価格に一致していないことです。

東京から仙台までで比較すると、普通車指定席が11,200円なのに対し、グランクラスは19,930円と倍近い開きがあります。それなら、快適な普通指定席で行った方が良いとほとんどの人は思うはずです。

様々なクラスを設定して、顧客に多様な選択肢を提供するのは、とても良いと思います。しかし、価格に見合った価値を提供しないと、割高な料金の座席は徐々に利用者が減って、列車運行の効率化が失われてしまうと懸念しています。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。