こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
ちょうどおとといのブイログで解説してた菅原一秀経産大臣(もう前大臣か…)の公選法違反疑惑ですが、今朝になって大臣の辞表が提出されました。
国会 きょうの委員会開催すべて見送り 菅原氏の問題で | NHKニュース
これにより、衆院で
大臣を辞任したからといって、説明(委員会での答弁)から逃げることは許さん!菅原が出席しない限り、経産委員会以外のあらゆる委員会での審議にも応じない!
というのが維新以外の野党サイドの言い分です。
結局、大臣をやめてもやめなくても、政局に終止して審議が止まるのですから呆れる他ありません…。
念のため言っておきますと、私も今回の菅原一秀代議士の疑惑は大変重いものだと思いますし、事実であれば大臣どころか議員辞職に相当するものだと考えています。
きちんと警察や検察が捜査・起訴をするべき案件だとも思います。
ですがそれは今後は捜査機関に委ねるべきものであって、国会で野党が追及したところでパフォーマンス以外のものは何も出てきません。
松井代表や足立議員が指摘するように、国会は国会にしかできない審議に邁進すべきではないでしょうか。
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結局のところ、野党からすれば日程闘争の武器に使えるし、委員会で菅原氏を吊るし上げる「絵」が取れればそれが何より美味しいし…ということで、「騒ぐだけ得」と考えているのでしょう。
しかし大臣の金銭スキャンダルはもちろんのこと、こうしたくだらない足の引っ張り合いこそが国民の政治不信をますます加速していくことに自覚的でなければならないと思います。
そうこうしている間に、深夜残業を発生させた某議員による質問通告問題も、官僚サイドの犯人探しというあらぬ方向に進んでいます。
こうした国会の体質そのものを改善すべく、我々は他の無責任野党と一線を画し、国会の正常化と建設的な提案を続けて参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年10月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。