クレジットカード納税でも参考になるのは「実践者」の情報

以前にも書きましたが、クレジットカードを使って納税できる便利でオトクな方法を知らない人が、まだまだ多いようです。

専用のサイトから情報を入力するだけで納税が完了。クレジットカードから自動的に決済されるサービスです。都道府県によって取り扱い対象となる税金に違いがあるようですが、私は不動産取得税や自動車税、法人税や法人の消費税までできる限りクレジットカードで納税するようにしています。

クレジットカード納税のメリットは、銀行にわざわざ行かなくて済むという利便性だけではありません。クレジットカードのポイントが貯まるのも魅力です。

ただしデメリットもあります。

まず、クレジットカード納税には手数料0.76%(プラス消費税)かかります。しかもカードによっては、ポイントも税金の支払いは、ショッピングなどよりも付与率が悪くなる場合が、ほとんどなのでクレジットカードの選択が重要になってきます。なお、この手数料は法人の場合、経費に計上できます。

また、クレジットカードの利用上限があるのも問題です。私が納税に使っているクレジットカードは利用限度額が800万円になっています。コールセンターに電話して一時的に利用限度額を2倍にしてもらうことが可能ですが、それでも納税のタイミングが重なると全額クレジットカード納税が出来ないタイミングがあります。

利用上限の無いクレジットカードも持っていますが、こちらは還元率が悪いので納税には利用していません。

クレジットカード納税も賢い利用法を知らないと、そのメリットをマックスに享受することができません。どのカードを使うべきなのかは、カード会社の条件変更によって変わることが珍しくないからです。

そんな、ノウハウはネット上ではなく「実践者」に聞くのが一番です。私は資産設計実践会メンバーと情報交換していますが、やはり「評論家」ではなく、自分でやっている「実践家」から話を聞くのが、効率的で確実です。

クレジットカードの賢い利用法だけではなく、不動産の物件情報や航空会社のマイレージのような、お金の世界に存在する様々な「歪み」の最新情報は、公開されることなく、インナーサークルでやり取りされています。確かに、時間と手間をかけて調べればわかる情報かもしれませんが、「ノイズ」の無い情報は限られた人たちの間でだけシェアされているのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年11月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。