こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
「成功体験がなくて自信が持てない…。」
この悩みを持っている人は、どうやら想像以上に多いようです。
私は英語ブログを運営しており、そこで英語学習に役に立つ情報発信をしているのですが、これまで何人もの方から「成功体験がない自分でも、英語学習で成功できますか?」という悩み相談をいただきました。
成功体験がない人が、自信を持って前へ進むにはどうしたら良いのでしょうか?
Twitterでも思うところを発信します。
「成功体験がなくて自信がない…」という人は自分が成功したことを忘れているだけで、本当は小さな成功体験がある。早起きしようと思ってできたとか、会社で頑張って働いて給料をもらっていることも、昔は憧れた「成功」ではないのか?
成功体験をこれから取り戻していこう。
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家・講演家 (@takeokurosaka) October 28, 2019
成功体験とは何か?
そもそも、成功体験ってなんのことでしょうか?とらえどころがなく、抽象的でイマイチはっきりとした定義がありません。それもそのはず、成功の定義なんて人によってまちまちなのです。成功体験がないと言っている本人が、「成功の定義」を正しく理解できていないことも多いのです。
・高収入を稼ぐ
・きれいで若い女性と結婚する
・自慢出来るような優秀な子供がいる
これらはまるで絵に書いたような成功事例で、これらを手に入れたなら「自分は成功体験がある」と認識できると思うかもしれません。が、実はそんなことはありません。これは社会的に成功と認識される事例の一つに過ぎず、実際の成功体験は人の数だけ存在していると考えます。
たとえば、生まれつき語学の才能に優れた人にとっては、英語や中国語を取得することは成功体験でもなんでもないと考えるでしょう。「こんなこと、必要な努力をすれば誰でも出来る」と考え、英語や中国語を身に着けた自分を成功したと考えないでしょう。しかし、そうでない人にとっては外国語を身につけることは大きな成功体験に他なりません。
かくいう私も、それまでの人生で成功した体験を一度もしたことがありませんでしたが、英語を多読で身につけたことで、大きな自信を獲得してその後の人生を切り開く時に大いなる勇気になりました。
成功体験、は人の数だけ存在するものです。
成功体験を自覚するところからスタート
世の中には「不幸になる達人」がいます。どれだけお金や友人関係などに恵まれていても、それを一切自覚できずに何を見ても「自分には足りない」と「ない」ことにばかりフォーカスします。こうなると、その人は永遠に不幸で決して幸せになることはできません。
私は過去に「自分は本当に不幸だ」と思い込んでいました。実家にお金があれば、大学に現役で行くことができたのに、とかアルコールに溺れた父親がいなければ家がもっと良くなるのに、などと思っていました。が、今振り返ると、たくさんの幸福の輝きを見落としていたことに気づきました。
・病気一つしない健康な体
・好きなことに熱中できる情熱の心
こうした幸せになるための資本を与えられていたのに、そこにはまったく目が向かなかったのです。世の中に幸せになるための方法は簡単です。「自分が幸せであることに気づく」ただこれだけでその瞬間から幸せになれます。不幸の達人は不幸のポイント以外が見えません。ですので、一生不幸なままなのです。
話を戻すと、成功体験がないという人も、自分が成功したことが見えないだけなのです。毎日、遅刻せず休まず会社で働いてお給料をもらって生活しているだけでも、それができない人にとっては大きな成功です。「成功体験がないから、なんとかして自信をつけたい!」という気持ちがあること自体が、その危機感がなかった時期からすると十分気づきを得たという成功体験をしているわけです。
ですので、成功体験を欲する人は、過去の自分を振り返り、これまでの成功体験を振り返ることからスタートしてもらうべきだと考えます。見落としているだけの、たくさんの成功体験をしているはずです。
自分はこれから何をしたいか?を見つける
「成功体験を得て、前に進みたい、自信をつけたい!」という人にやってもらいたいオススメの方法があります。それは今の自分が成功体験がないことに嘆くことをやめ、「これから自分が何をしたいのか?」を見つける作業をするのです。
成功体験がほしい、といっても何を成功したいのかがなければ成功のしようがありません。とはいえ、自信がない人は「どうせ自分には無理だ」と何を見ても、無意識下で心が傷つかないように挑戦を諦める癖を持っています。ですので、無意識下でオート処理されてしまわないよう、手を動かしてテキストに書き出す作業をするのです。
人間は脳の思考だけでは良いアウトプットは生まれません。浮かんでは消えていくアイデアを確実に捉え形にするには、手で書いていく作業が絶対に重要です。たとえば、自分は過去にどんなことをして楽しいと感じたのか?これからの人生でやってみたいとおもうことはあるのか?そうしたことをドンドン書き出していきます。
そうしたら、次は具体的で実行可能なプランに落とし込みます。実行してみて論理的にうまくいく算段があるなら、後はそれを実践するフェーズに入るわけです。そこでうまくいけば、1つの大きな成功体験になりますから、それを積み上げることで自信をも取り戻すことが出来るでしょう。
この記事だけではそのすべてを詳述することはできませんが、成功体験を取り戻すためのヒントにはなるはずです。誰しも子供の時は諦めを持っていなかったはずです。元々持っていた、自信を取り戻すためにも、成功体験を積み上げていってもらいたいのです。
黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表
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