私が応援したからと言って何がどうなるものではないが、周りから寄ってたかって苛められている人や物凄いパワーのある人から面と向かって恫喝されているような人を見かけると、つい手助けをしたくなる。
ご本人が本当に弱いかどうかはさておき、一般的に弱いもの苛めはしてはならない。
私が国会議員になって、初めてこれが国会における弱いもの苛めだな、と思った瞬間がある。
今でも忘れ難いシーンだが、残念ながらあの時は何の声も上げられなかった。
まあ、あの時は声を上げないで結果的には正解だったと自分自身を納得させたのだが、次にああいう場面に遭遇した時は何かしら、声を上げて虐められている人を救けてあげなければならないと心に決めたものだ。
その詳細を書くと各方面に支障がありそうなのでここでは割愛するが、今の山尾志桜里さんが置かれている立場も、ある意味で同じようなものだろうと思っている。
国民の代表である国会議員として当然認識しておくべきことを堂々と語っただけなのに、立憲民主党の中で不当なバッシングを受けているように見える。
ご本人は既に腹を括っているようなので、部外者の私があえて応援のメッセージを送る必要はないとは思うが、山尾志桜里さんには何としても強くなっていただきたい。
強くなるためには、やはりそれなりに同志を獲得することである。
既に半分旗を上げたようなものだが、ご自分の信念を具体的な行動に移す、ということは、政治家として極めて重要なことだと思う。
山尾志桜里さんの次の一歩、次の一手に期待している。
ガンバレ、ガンバレ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。