来年のことを言うと鬼が笑うのだそうだが、この問題は誰も笑えない。
一言で言えば、やり過ぎましたね、というところである。
野放図になり過ぎていた。
まあ、どこかに驕りがあったのだろう。
招待客の名簿は、既に廃棄されてないそうである。
まあ、関係者全員を調べればそれなりに分かるのだろうが、事務方としては答えようがないから、ありません、と言うしかないのだと思う。
毎年の恒例行事だから引き継ぎのためにそれなりに記録を残しているはずだと思うが、マスコミに書かれた段階で慌てて記録を廃棄処分にしたのではないか、という疑いは残る。
関係者は、当分気持ちが悪いだろう。
まあ、二階さんは、後援会の人を招待して何が悪い、と真正面から突っ撥ねることにしたようだが、真面目な役所の方々は相当苦しむはずである。
野党の方では特別調査チームを立ち上げたようだが、いくらチームを立ち上げても共産党が既に調べ上げた以上の事実は出て来ない、と考えておいた方がいい。
マスコミ向けの見せ場は作れるだろうが、ただそれだけのこと。
多分、来年の桜を見る会の規模はそれなりに縮小されるはずである。
桜を見る会が終り、桜が散った後どうなるか。
ひょっとしたら、来年の東京都知事選挙を見据えて、衆議院の解散、都知事選挙との同日総選挙になるかも知れない。
与野党共に、そろそろ準備された方がよさそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年11月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。