いわゆるいい人には、決定的な弱点がある。
如何にも弱そうに見える。
戦いが嫌いで、いざという時にへたり込んでしまうのではないかしら、と思わせるところがある。
本当はそれなりに強いのかも知れないが、いつまでも戦わないでいると弱いという印象が定着してしまうので、弱いという印象を払拭するために何らかのことをする必要がある。
正統派のイメージを大事にされるのであれば、やはりオーソドックスな手段を取られるのがいい。
そろそろ政権構想を明らかにされることである。
ご自分の政権構想を明記した著書を早く上梓することだ。
必ずしも単独執筆である必要はない。
メインテーマは、日本の自立が適当だろう。
大国の言いなりにならざるを得ない日本の現状に対しては、国民の間にそこはかとない不満が鬱積しているように思われる。
石破さんほどの明確なメッセージを発信するのは無理だろうが、政権を担おうとするのであれば、それにふさわしいそれなりに強いメッセージを発信する必要がある。
出る釘は打たれる(出る杭は打たれる)のが世の習いではあるが、多少のリスクはあってもあえてここは冒険をするところだろう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。