安倍総理にとっての菅さんのような人を岸田さんは得られるか?

「安倍後」を語る上で自民党内での最有力な政治家は言うまでもなく岸田さんなのだが、岸田派の事務総長を務めていた望月義男衆議院議員(元環境大臣)の死去によって予断を許さなくなったようだ。

望月氏(左)と岸田氏(政府ネットTV、Wikipedia)

政治の世界では滅多に余人をもって代え難いと言われるような人はいないものだが、いわゆる番頭さんには余人をもって代え難い人がいる。

安倍内閣にとっての菅官房長官は、まさにそういうタイプの人である。
最近とみに菅官房長官の人気が低下し、安倍総理との間に隙間風が吹いているような報道を時に見かけるが、万一菅さんを欠くような事態になったら安倍内閣はたちどころに大混乱に陥ってしまいそうな予感がしている。

菅さんが安倍内閣の要であり、要の菅さんが欠けたら安倍内閣はバラバラになる。

私は、そう見ている。

内閣広報室撮影:編集部

 

野党の皆さんが安倍内閣打倒を叫ぶのなら菅さんを辞任に追い込むのが早いのだがなあ、と思うが、まあ、そういう特殊な知恵が働く人は今の野党にはいないのだろう。

そのくらいに、菅さんの存在は大きい。
菅さんがいなければ安倍総理の総裁復帰の目はなかったはずだから、菅さんは大事にされた方がいい。

さて、岸田さんには菅さんのような役割を果してくれそうな人がいるか。

どうやら亡くなられた望月義男さんが派閥横断的に岸田さんの番頭役に擬せられていたようである。亡くなられて、その存在の大きさを知った。どうやら余人をもって代え難い存在だったようである。

まあ、それでも何とかするのだろうが、簡単ではなさそうだ。
岸田さんにはどこかしら勝負に弱そうなところが見受けられるが、ひょっとしたらこれもその表れの一つかも知れない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年12月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。