立民、国民の幹事長は合流路線で合意:立民の“吸収合併”はない?

吸収合併という文字は一言もでていないようだから、ひょっとしたら立憲民主党が譲り始めているのかも知れない。

合流を協議する立民、国民両党首、幹事長(立民サイトより編集部引用)

少なくとも立憲民主党と国民民主党の幹事長レベルでは、両党の合流路線は合意したようである。

ここに来て国民民主党の前原さんが、立憲民主党に吸収合併されるのなら自分は合流しないと宣言したようだから、さすがに吸収合併だけはない、ということになっているのかも知れない。

来年の通常国会の開会が1月20日になるそうだから、通常国会の開会までにバタバタと合流に向けた動きが展開されるのだろう。

自民党の秋元司衆議院議員の逮捕が合流協議の促進剤になった可能性がある。
既に自民党を離党しているものの、自民党にとっては大きなマイナス要因になることは明らかである。

二階さんにも菅さんにも大きなダメージになるだろうが、安倍内閣も相当苦しくなりそうだ。
通常国会冒頭解散はなさそうだが、来年度予算が成立してしまえば何があってもおかしくない。

音喜多さんが安倍総理は苦し紛れ解散に追い込まれるのではないか、などと書いているが、解散風が吹き始めると本当にあっという間に解散になってしまうことが多いので、野党の皆さんが合流協議は急ぎたくなるのはよく分かる。

まあ、慌てないで急げ、といったあたりか。
何にしても、来年は衆議院の解散・総選挙の年である。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年12月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。