上手くすると本当にNHKをぶっ壊すことになるのかな、と思えるのが最近の総務大臣の活躍ぶりである。
立花さんの訴えが間接的に効いてきているような感じがする。
スクランブル化や民営化は当分なさそうだが、NHKの肥大化には確実に歯止めがかかったようである。
同時配信に巨大な費用が掛かるということで、NHKはスマートフォンの所持者にまで受信料の支払いを義務付けようとしていたようだが、高市早苗総務大臣がストップをかけたようである。
安倍内閣の閣僚の中には明らかに男を下げたとしか言えないような人が何人かいたのだが、高市さんは二度目の総務大臣ということもあってか実にテキパキとご自分の職責を果たしているように映る。
郵政民営化の旗振りをしていた一人として、報道される簡保の数々の不祥事については胸が潰れる思いで見ていたのだが、ここに来てようやく関係者の処分が決まった。郵政3事業の社長が3人とも辞任し、総務省の次官も更迭された。
あれは単なる不適切契約ではなく犯罪だ、組織的詐欺として立件されてもおかしくないほどの重大な事件だ、司法当局はいつ動くのかしら、などと密かに思ってきたのだが、とにかく一応の決着は付いたようである。
私がホッと胸を撫で下ろしたのは、高市さんが総務省の次官を有無を言わさず辞任に追い込んだこと。
何事にも筋を通す高市さんらしさが、一連の出来事によく表れている。
女を上げるという物の言い方はこれまで見かけたことはないが、高市さんは女性だからさすがに男を上げたとは言い難いので、ここはあえて女を上げましたね、と申し上げておく。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年12月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。