外国企業からの現金受領と、政治資金不記載問題について

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日から仕事始めという方も多かったのではないでしょうか。

音喜多駿事務所も昨日からスタートということで、議員会館のほど近くにある日枝神社にみんなで初詣を致しました。

団体で祈祷に来られている方も多く、境内は朝から賑わっていましたね。

おみくじの結果はボロクソでしたが、前を向いて今年も一年間を駆け抜けていきたいと思います。

そして昨日はIR事業に関する報道について、維新所属の下地幹郎代議士が記者会見を開き、関係者から100万円を受け取っていたこと・それが政治資金収支報告書に未記載であったことが明らかになりました。

まだ信じられない思いながら、大変重く受け止めています。

献金、特に個人献金については、そのお金の「出処」を受け取る政治家側が見極めるのは非常に困難であることは事実です。

特に選挙期間中であれば、不特定多数の人が選挙事務所に出入りしますし、初対面の方からまとまった金額の献金申し出を受けることもあります。

外国人や外国企業からの献金は受け付けていない旨はお伝えするのですが、自己申告に頼るしかないというのが実態となっています。

なので、「そういうお金だとはわからなかった」というのは、可能性としてはありえることかなと私は思います。

ただ一方で、本人も認めているように「領収書を渡さなかった」「収支報告書に記載しなかった」というのは明確な落ち度であると言わざるを得ません。

この世界ではかつて、そのように処理される「裏金」が横行していたとの噂を仄聞しますが、もちろん許されることではありません。

維新 松井代表「下地氏は議員辞職すべきだ」

特に維新は政治資金の未記載については、前堺市長の不祥事を始めとして厳しく追及してきたこともあります。

下地代議士は大恩のある、尊敬すべき先輩議員です。彼の強力なサポートがなければ、私が維新の議員としてこの場にいることはなかったかもしれません。

庇いたい、このまま一緒に活動したいという気持ちは正直強いです。

一方で、松井代表の姿勢は維新としても、有権者感覚としても当然のものだと認めざるを得ません。

とても苦しいです。

政治家・議員の出処進退は、最後は本人の決断となります。

党としての最終処分は、それを受けての決定になるとのことで、まずは私もそちらを待ちたいと思います。

大変なご心配をおかけしていることに、改めて心からお詫び申し上げます。

私自身もこれを機に、外国企業やIR関連からの献金は受け取らない旨を書面に大きく明記するなど、さらなる厳密な対応を取っていく所存です。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2020年1月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。