在日アメリカ軍海兵隊の公式ツイッターが10日、同隊所属の衛生兵が沖縄県南城市のテーマパーク「おきなわワールド」を訪れた際に、心肺停止状態の日本人を救命措置で助けたことを明らかにし、ネット上で話題になっている。
おきなわワールドを訪れていた海兵隊の衛生兵が心肺停止状態の日本人に遭遇し、迷うことなくCPRを施し、一命を取り留めました。その当時を語るクラレンス・コリンズ2等兵曹のインタビューです。 pic.twitter.com/dPPhPBFv5r
— 在日米海兵隊 (@MarForJ) January 10, 2020
ツイッターには2等兵曹が救助当時を振り返る動画をアップ。日時は明らかにしていないが、日本語のテロップを入れて広報。2等兵曹は「国籍や人種に関係なく、同じ人間として、互いに助け合うことです」とコメントしている。米軍側が美談を強調するあたりは、基地問題に揺れる沖縄の住民感情を和らげたい意向もありそうだが、ツイッターでは、
日本人の命を救ってくれた勇敢な米国の兵士さん、ありがとうございました。
ありがとうコリンズ2等兵曹!日本人としてあなたと海兵隊に感謝と敬意を
などと称賛する書き込みが続出。その一方で、
なぜこれが報道されないのか
こういうことをテレビでやって下さい
といった日本国内や沖縄のメディアに注文する意見も相次いだ。
ツイッターがアップされたのは10日17時過ぎだが、基地問題でアメリカ側に敵対的な論調の沖縄の地元紙、沖縄タイムスや琉球新報の電子版では1日以上経った11日18時時点でも、この話題を取り上げた記事は掲載されていない。