疑惑逃れと政権延命・保身のための解散総選挙は御免だ

週刊FLASHが衆議院の解散総選挙による各党の議席獲得予想を公表した。

「解散総選挙」完全予測…自公83議席減で石原伸晃も落選(Smart FLASH)

選挙プランナーの松田馨氏が監修されているので、それなりに示唆に富むものだが、私から言わせればこの予想はあまり気にされない方がいい。

官邸サイトより:編集部

野党の皆さんはこの予想を参考に選挙協力や候補者一本化の作業を進められればいいと思うが、この予想は大きく外れるような気がしている。なんのかんの言って自民党の候補者は強い。

安倍内閣の支持率自体はじりじりと下がるだろうが、自民党の支持率はそれほど下がるようには思えない。

安倍内閣の支持率が急落したら、安倍内閣は総辞職して自民党の総裁選を前倒しして新しい自民党総裁の下で解散・総選挙に踏み切ることになりそうだから、そうなったら野党の皆さんはそう簡単には議席を獲得することは出来ない。

当たるも八卦、当たらぬも八卦の類である。まあ、私の先読みと同じようなものである。
悪しからず。

もっとも、今度の解散・総選挙が安倍内閣や自民党の不祥事隠しや政権延命・現職議員の皆さんの保身のための馴れ合い解散になっては困るので、その点は今の内にしっかり釘を刺しておきたい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年1月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。