アメリカ・イラン共に動きが止まらない

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

トランプ米大統領とローハニ・イラン大統領(ホワイトハウスFB、官邸サイトより)

イランウオッチが知られてきたか!?

1月の政治家は忙しいもので各所の新年賀詞交換をハシゴします。そこで、嬉しいことに「なんでイラン情勢にそんなにこだわっているのか?」と聞かれるようになりました。私がイランについて、細々とながら発信している事が認識されつつあります。

元々、報道の現場にいてイラン情勢に興味を持っていたのは間違いありませんが、少なくとも今年については「東京オリンピック」時にどんな世界情勢であっても、多くの方が集う「平和の祭典」とするためには、私の立場でも世界中の情報を収集しておかなければなりません。

その中でも、一部SNS界隈で「第3次世界大戦」かとまで言われている事案の背景を、一人でも多くの方に知っておいて頂いて、もし有事となれば冷静な判断が出来るようにという意味を持っています。

(現在対立する両国の源流でもある在イラン米国大使館占拠事件について)

さて、またイランでは新たな動きがありました。

「イラン革命防衛隊」に制裁

このブログでは、昨今のイランは深刻な不況となっており反政府デモが昨年から起きていたことはお伝えしていました。

そこで、この度、アメリカ国務省のフック氏(イラン担当特別代表)が記者会見を開き、イランで起きた反政府デモ参加者の大規模な殺害を指揮したとして、アメリカ政府がイラン革命防衛隊の幹部を独自の制裁対象に指定すると明らかにしたのです。

イランの最高指導者であるハメネイ師は8年ぶりに金曜礼拝で説教。アメリカを強く批判しています。ちなみに前回の登場時は、核問題が大きくなっている頃でした。

今回の礼拝参加者からは「アメリカに死を」という声まであがっているのです。

イラン国内も雰囲気が変わってきたか

一方で、反イスラエル・反米路線のイラン国内では各所で両国を非難する言動があります。中でも、両国国旗を踏むなどして、反米で一致団結をはかりたい考えもあるようですが、下記の動画では大半の人が国旗を避けて歩いています。

反政府デモはまだ政権転覆とはなりませんが、かなり政情は変化しつつあると感じる光景です。

その中で、日本という存在は大変重要になってきます。誰もが望まない戦争を回避するなど、日本が果たす役割は決して小さくないと認識しています。

川松 真一朗  東京都議会議員(墨田区選出、自由民主党)
1980年生まれ。墨田区立両国小中、都立両国高、日本大学を経てテレビ朝日にアナウンサーとして入社。スポーツ番組等を担当。2011年、テレビ朝日を退社し、2013年都議選で初当選(現在2期目)。オフィシャルサイトTwitter「@kawamatsushin16」