こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
1月28日で衆院・予算委員会は一区切り。補正予算案に対する採決が行われました。
維新は早朝の政調役員会などで最終的な意思決定が検討され、賛成・反対に分かれて闊達な意見交換を行いました。悩ましい判断ですが、私個人は「反対すべき」との立場で議論に臨みました。
補正予算案や財政特例案に反対の立場からは「財政規律が緩む」「一般会計でやるべきものが多く含まれている、(補正ありきの)15ヶ月予算という言葉が常態化している」「やるとしてても、特例で通すのは誤魔化しではないか」等。
賛成の立場からは「そうは言っても災害対策は必要不可欠」「経済対策にも認められるものがあり、一定の財政出動は必要」等の意見が出されました。
結果、総合的に判断の上、維新の立場は「賛成」となりました。詳細は杉本和巳議員の討論などをご覧ください。
衆議院予算委員会インターネット中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49716&media_type=
賛成という立場になっても、補正予算案の支出の中身に疑問が多いことは変わりありません。
参議院による審議は明日以降となりますが、指摘するべきは指摘し、支出される税金が1円たりとも無駄に使われることがないように厳しくチェックをして参ります。
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そしてコロナウィルスを巡る状況が、刻一刻と変わってきています。
https://t.co/GSZW4LSPtw
中国での感染が落ち着くまで、特に、武漢や感染地域からの入国者を保留すべき。今回の新型肺炎は検疫法2条3号に基づく政令指定の検疫感染症と位置付けられたが、これでは停留措置ができない。法の不都合を是正するのが国会なのに、今の国会は何をやっている!— 橋下徹 (@hashimoto_lo) January 28, 2020
新型コロナの感染者が出た場合の現在の情報開示のあり方には疑問を感じる。公開しても意味がない、公開したら無用な混乱を起こすというが、国民はバカじゃない。個店、個人情報に配慮するのは分かるが、マスクの有無等、個別リスク事案に応じて行動履歴を一定公開すべきだ。 https://t.co/ryxCTK2wYg
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) January 28, 2020
停留措置によるさらなる感染拡大の防止、予防策実施のための情報公開など、政府に動いてもらわなければならない点が多く指摘されています。
また本日の閣議決定で指定感染症・検疫感染症への指定が決定されたものの、その施行が2月7日からとなっているのも大問題です。
「指定感染症」閣議決定 新型肺炎、強制入院可能に:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012800177&g=pol
明日以降の参院予算委員会では、登壇する議員たちで連携しながらコロナウイルス対策についても本質的な指摘・提案を続けていきます。
【参院予算委員会・維新メンバーの予定日程】
30日:鈴木宗男議員、片山大介議員(総括質疑)、音喜多
31日:やながせ裕文議員←New!
予算委員会に向けて、新型肺炎対策の質問を作成中。昭和大学病院で、重症肺炎患者の最後の砦である人工心肺装置を視察。様々な状況を確認すると、対策は不備だらけ。どこまで迫れるか。 pic.twitter.com/gWGdfWLtg9
— やながせ裕文 (参議院議員) (@yanagase_ootaku) January 28, 2020
ご注目・ご指導を宜しくお願い致します。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2020年1月28日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。