新宿区手話言語及び障害者の多様な意思疎通の促進 に関する条例制定へ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

(仮称)新宿区手話言語及び障害者の多様な意思疎通の促進に関する条例が制定に向けて動き出しました。

(仮称)新宿区手話言語及び障害者の多様な意思疎通の促進に関する条例を制定します

手話には日本語対応手話と日本手話があります。
日本手話は日本語を置き換えたものではなく文法も異なります。
つまり、英語や中国語のように独立した言語です。
そのため、手話言条例制定の優先順位は非常に高いものだと考えておりました。

今後は、パブリックコメントが2月15日から3月16日まで行われます。
また、6月には議会へ条例が提出される予定です。

昨今子育て政策で話題の明石市ですが、実は手話言語条例でも有名で、視察を実施しております。
また、区内の当事者と意見交換を行い手話言語条例についてご要望をいただいておりました。可決されるよう前向きに動いてまいります。

聴覚障がいをお持ちの方への情報保証は非常に重要だと考えています。
一期目の際には同期当選の議員が聴覚障害者だったこともあり、情報保証に取り組む機会が頻繁にあり、議会でも取り上げてきました。

手話通訳者や要約筆記者等の派遣が重要なことも理解していますが、よりスピード感のある対応ができるよう、誰もが情報保証ができる仕組みの重要さに気がつきました。

字幕を作成する際に、完全タイピングは結構大変で、技術も必要です。
福祉の分野こそAIを活用した音声認識字幕アプリが必要だと考え、議会でも提案し、一部で認められました。
企業と電子的な契約ができないことから最終的には不調に終わりましたが今度こそ導入すべきです。

手話は簡単な挨拶くらいしかできませんが、当事者の方とお会いする際に使うこともあります。
AIによる音声認識システムも併用しましたが、議員が手話を使うことは珍しいようで、挨拶だけでも喜んでいただけたことが嬉しかったです。
改めて当事者のご意見も伺いながら、実効性のある条例制定を目指します。

それでは本日はこの辺で。