SDGsは本当に“誰一人取り残さない”のか?「色」という盲点

椋木 太一

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。

国連主導のキャンペーン「持続可能な開発目標」(SDGs)の関係者の皆様へ、お願いがございます。

JICAサイトより

色弱の私には、アイコンの配色が似かよっていて区別が難しい上、文字も読みづらくて困っております。下記の画像では、「7」は目標が読めません。カードゲームに触れる機会もありましたが、色が識別できず諦めました。

崇高な理念を掲げて大々的なプロモーションを展開しているわけですから、それ相応に公金的な費用が投じられていることでしょう。それだけに、色の識別が困難な人々がいることを鑑み、もう少し配慮していただければと思う次第です。

私が申し上げていることは、大多数の方々からすれば、些細なことかもしれません。しかし、このキャンペーンでは「誰一人取り残さない」と謳っているわけですから、ロゴマークやアイコンといった「入口」で躓く人が出てくるのは本末転倒です。バッヂを付けたりロゴマークを使用したりすることが「ファッション」になっては、キャンペーンは何の意味も持ち得ないでしょう。

こうした小さな部分にも手を差しのべることが、このキャンペーンの真髄だと思います。今さらロゴマークが変わったり、アイコンの配色が変わったりすることはないでしょう。

しかし、「誰一人取り残さない」と思うからこそ、あえて述べさせていただきました。これが、私、むくぎ太一なりのSDGsです。