こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
政府・与党が週内に成立を目指している「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案を巡り、各党の交渉が大詰めになっています。
もちろん我が党は国難に向けて協力を惜しみませんが、足らざるところはしっかりと提案していきます。
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案。与党案は現行の法律に新感染症を加えるだけの内容で、実行力も補償内容も残念ながら不十分だ。維新はかねてから新法での対応を提案してきた。改正でも協力は惜しまないが、遠藤国対委員長からしかるべき修正の検討を自公に申し入れました。 pic.twitter.com/ryFNjYYTKN
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 9, 2020
維新としては「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正ではなく、新法制定による対応を提案してきました。
なぜなら現在、最重要課題の一つとなっているのは、「イベントの自粛」に対して法的拘束力(強制力)がない、それに伴い当然、然るべき補償も法的根拠をもって行えないという点だからです。
https://t.co/45iYyHXv5p
政府は大混乱している。今のイベントの自粛要請や一斉休校要請はすでに緊急事態。今は、法的根拠に基づいていないので政府はやりたい放題になっている。早く法的根拠に基づく必要あり。法によれば、イベント自粛期間やイベントの種類を定める必要が出てくる。早く法の適用を!— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 9, 2020
これは残念ながら「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が新感染症に適用できるように改正しても、解決することができません。
スピードも要求されるこの局面では、新法にこだわるということは致しませんが、改正内容に上記の点を入れるよう強く求めていきたいと思います。
①お昼の会議。共同会派の修正骨子には国会承認入りました!しかし2年の期間短縮は入ってません。
平場の議員からは「賛成ありきの国対ルート」に問題意識を持った発言が続いた一方で、ひな壇の議員は何か苦しそうでした。 pic.twitter.com/kw9vfDHzVV
— 山尾しおり (@ShioriYamao) March 9, 2020
他の野党からは、「緊急事態措置」に国会承認をかける修正が出されているようです。こちらはこちらで、個人的には一理ある提案ではないかと感じています。
今日にも与党案が閣議決定されるはずであり、まずはどういったアウトプットになるのか見定めつつ。
もし法改正が単なる新感染症の要件追加に留まる場合、イベント自粛に対する具体的な補償の枠組みを別途考案する必要があり、プランBとして私も引き続き検討していく所存です。
■
明日発表される緊急対策の内容が漏れ伝わってくるが、ほとんど話にならない弥縫策。このままではダメだ。官僚と意見交換をしていても、予算委員会の答弁を聞いても「(災害と違って)サプライチェーンが破壊されたわけではない」「観光地がダメになったわけではない」など、言下に楽観論を感じる。。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 9, 2020
そして今日10日は緊急対策第二弾の発表ですが、現時点の見込みでは大変残念なことになりそうです…。
明日の財政金融委員会でも、もちろん足元の経済状況に鑑みて財政政策についてメインに質します。その他、時間が許せば郵政問題の時流もあるので、東京メトロ株の売却・都営地下鉄との一元化について取り上げる予定です。 https://t.co/REosFgGwIb
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 9, 2020
財政金融委員会の質疑にもご注目下さい。
それでは、まだ明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年3月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。