沢山の、お母さん(お姐も😿)、お父さんたちの悩みを解消し子育てを支え、元気にしてきた名著『子育てハッピーアドバイスシリーズ』は、お姐が江戸川区議会議員時代から議会活動にも活かし、地域のママ達と共有して来ました。
子育て、子育ち、子ども支援活動の中で、精神科医である著者の明橋大二先生ともいつしか知己を得る幸運にも恵まれた次第です。
連日のテレビ報道、SNS情報に子ども達は敏感にその小さな胸を痛めたり、不安になったりしていると思います。
この度、明橋先生が子ども達をどう守るか…胸を打つメッセージを発信されました!
「新型コロナウイルスについてWHOからメンタルヘルスに関する文書が出ており、とりあえず子どもの心のケアに関する部分を要約してまとめてみました。少し長いですが宜しければシェア下さい。」とも明記されていますが、改めてご本人にも確認、快諾を得て公開します。
是非、シェア・拡散をお願いいたします。
新型コロナウイルスに関する子どもの心のケアについて(明橋 大二)
1.このウイルスは、すべての国の、あらゆる人が感染する可能性があります。
どんな状況にいたとしても、感染する可能性は9ではありません。
ですから、このウイルスを持った人を非難したり、攻撃したりするのではなく、共感と思いやりを持って接しましょう。悪いのは、その人ではなく、ウイルスです。
2. テレビやネットなどで繰り返し、ネガティブなニュースを見たり聞いたりすると、必要以上に不安になったり、怖くなったりすることがあります。
そういう場合には、そのような情報に接する機会を最小限にしてください。
一日一度か二度で十分です。信頼できる情報源から情報を得るようにしてください。
例えば、以下のサイトは常時更新されています。
<厚生労働省>
新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症に関するQ&A
子どもが怖がる時には、そのようなニュースはなるべく見せないようにしてください。
噂でなく、事実や、科学的に正確な情報に従って行動しましょう。それは不安を和らげます。
3. 子どもが、不安や恐怖を表現する方法を見つける手助けをしましょう。
遊びやお絵描きなどの創造的な活動が役立つこともあります。
安心できる環境で、自分の気持ちを表現したり、人に聞いてもらったりすることで、子どもは安心します。
4. できるだけ子どもを親や家族の元に置き、世話をする人から離さないようにしてください。
どうしても離さなければならない時には、代わりに適切なケアをしてくれる人をそばに置いてください。またその場合、電話やテレビ電話で1日2回は、家族と連絡を取るようにしてください。
5. 家庭での日常的な日課はできるだけ続け、特に子どもが家でずっと過ごさなければならない時には、新しい日課を作りましょう。学習のための時間を含む、楽しめる活動を与えましょう。なるべく人と接する時間を持つようにしましょう。(外出制限のため、それが家族だけであったとしても)
6. ストレスや不安のある時、子どもは、親に甘えたり、赤ちゃん返りをしたり、逆にわがままを言ったり、いらいらしたり、攻撃的になることがあります。子どもが甘えてきたら、可能な範囲でそれを受け入れましょう。不安があるようなら、心配事について率直に話し合うことで、子どもは落ち着くことがあります。
7. 親も、不安になっています。親自身も、自分のケアを大切にしましょう。不安について大人同士で話し合ったり、自分の趣味に打ち込んで気分転換をしたり、リラックスできる時間を持つことは大切です。
みんなが我慢しているし、不安になっています。それを人を攻撃したり八つ当たりすることで発散したくなることもあるでしょう。しかしネガティブな感情は循環してまた自分に返ってきます。
事実は事実として、お互いなるべく希望の持てる話題を共有しましょう。
(参考文献)
以上
(真生会富山病院心療内科 明橋大二)
お姐総括!
大人社会を誰よりも静かに、見ているのは子ども達です。
大人よりもずっとずっと真贋を見分ける心眼があります。
その感性を肯定してあげたいですよね!
そのために、カーチャンが肝をドーンと据えて明橋先生7か条を活用してください。
カーチャンの笑顔は、子どもを、ついでに(失敬)トーチャンも元気にし、家族を明るくするのでございますから!
追い詰められる、不安…よろずお困りのママはお姐まで!
編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2020年4月11日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。