大阪維新の会発足から10年 〜 パンデミック後の新しい経済社会の構築に向けて

地域政党「大阪維新の会」が結成されてから本日2020年4月19日でちょうど10年となりました。当時、私は、日本政府からの派遣でEU本部のあるベルギー・ブラッセルに駐在をしていましたが、中国によるロビー活動の物量に危機感は募るばかり。そんな中で地元大阪の人々に希望を与える橋下維新の動きは、目を見張るものがありました。

2010年4月、大阪維新の会の発足式に臨む橋下氏ら(公式HPより)

翌2011年3月11日、忘れもしない「東日本大震災」と東京電力福島第一原発事故が発災しました。ブラッセル事務所のテレビに流れるCNNの映像に、これはただ事ではない、政治の統治能力を巡る長い戦いが始まる、と直感し、そのまま辞職願を提出し、3月31日付けで21年勤めあげた経済産業省を退職、生まれ育った地元大阪に戻ったのでした。

大阪では、翌日4月1日に統一地方選挙が告示されましたので、即日、地元の維新候補の応援に入り、国政から維新政治を応援したいとの観点から9月8日に「みんなの党」に入党しましたが、渡辺喜美代表や江田憲司幹事長と袂を分かち、1年後の同じ9月8日に離党、2012年11月17日に「日本維新の会」公認を得て12月16日投開票の総選挙で初当選をさせていただいたのです。

それから本年は8年目。二回の解散総選挙を挟みながら、様々な支持者の皆さま、同僚議員の皆さまと交流し、大阪のため、日本のために力を尽くして参ったつもりですが、反省点も少なくありません。現在、直面している新型コロナウイルスとの戦いを乗り越えて、その上で、「パンデミック後の新しい経済社会の構築」に邁進してまいりたいと存じます。

今回の試練は、日本のみならず世界を震撼させていますが、特に日本の統治機構の課題、原発事故というシビア・アクシデントを通じて目を覚まし、改革しなければならなかったリスク・コミュニケーションを巡る深刻な課題が、改めて衆目のもとに晒されました。リスクと正しく向き合い、真の意味で「国民の生命と財産を守る」ための新しい政治・行政を創っていくことを改めてお誓いします。

2020年4月19日
日本維新の会 国会議員団 幹事長代理
衆議院議員 足立康史


編集部より:この記事は、衆議院議員・足立康史氏(日本維新の会、比例近畿)の公式ブログ 2020年4月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は足立氏のブログをご覧ください。