「3密」大好き選民集団、防衛記者クラブって馬鹿なの?

4月10日の防衛大臣会見のあと、会議室の外で記者クラブ会員の記者たちが、いわゆる「囲み」をやっていました。大臣を取り巻いてあれこれ質問するわけですが、いわゆる三密に当たる行為です。

河野防衛大臣記者会見令和2年4月10日(金)における質問

24日の大臣会見でこの件に質問しました。河野大臣は問題があるという認識でした。

清谷氏撮影
ところが、会見が終わった後も記者クラブの記者たちは会見室の外でスクラム組んで大臣の出待ちをしておりました。

あんたら馬鹿なの?
先程の質問聞いていた?
大臣が罹患したらあんたらや会社はどう責任とるの?

恐らくは10日以降の会見で同じような囲みをやってきたのでしょう。これだけコロナ問題が大事になって会見でコロナに関する質問を多く自分たちもしているのに当事者意識&能力欠如でしょう。

それともフリーランス風情の質問なんぞ無視したれ、俺たち記者クラブ様だぞ、特権階級だぞとでも思い上がっているんでしょうか?

やっていることは未だに営業しているパチ屋やパチ屋に屯している頭の悪そうなおっさんたちと同じレベルでしょう。
そういう新聞やテレビが、3密を避けろだの、パチ屋や繁華街に行くなだとか上から目線で報道しているのは滑稽としかいいようがないです。


まあ、テメエたちは感染しないと思っているのでしょう。あるいは選民意識が強いか。意識が低いんじゃなければ、昭恵夫人のお気に入りのドクタードルフィンと同じぐらいのカルトですよ我々選民たる記者クラブ記者はコロナに罹患しないのだと思っているのでしょう。

そういうカルト集団が報道関係社の代表を僭称し、中央官庁の記者会見を主催してその他の媒体やフリーランスを排除しているわけです。

防衛省の広報も問題です。10日の囲みについて、お目付け役(ぼくが1階まで降りるまで監視している人)に、これは問題だと指摘しました。

広報課、報道室はぼくのブログもモニターしていますから、この件を知らないわけがない。ところが、その後も囲みを放置してきたと思われます。そして今日も何の注意もしませんでした。

河野大臣が罹患したら伊藤茂樹報道官、末富理栄広報課長らはどう責任を取るんでしょうかね?役所やめますか? それともだんまりですか。

こういう行為がまかり通るのであれば、防衛省職員や自衛官の士気にも影響するでしょう。トップが記者クラブと馴れ合って密接接触しているのに、なんで俺たち下々だけがクソ真面目に3密対策やらなければいかのだと。そうして対策がなおざりになれば防衛省、自衛隊でも罹患者が増えるでしょう。

衛生に関する意識がパチ屋パチ屋に集う意識低い系おっさんたちの同じレベルの防衛記者クラブの皆さん。

これが許されるならばわざわざ大会議室で会見開くのはポーズだということになり、防衛省はまともに防疫をやる意識はないと内外に宣伝しているようなものです。

内局の広報課も当事者意識&能力、そしてこういうことを放置したどうなるかという想像力が欠けています。こういう人たちがのほほんと出世していいでしょうかね?

それとも何か記者クラブに強く言えないような弱みでも握られているんでしょうか?

いずれにしても防衛省という危機管理にシビアであるべき役所の危機管理がたるんでおり、また報道の代表、選民であると僭称する記者クラブも同様であるということです。

このような胡乱な記者クラブが会見を主催するべきなのでしょうか。まともな当事者意識も責任感もないならば、記者会見は中止にすべきです。

また記者室も多くの記者が屯しており、いわゆる3密状態です。これもコロナ終息まで閉鎖すべです。更に申せば記者クラブに対する根拠なき優遇をやめるべきです。

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。


編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2020年4月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください。