休業要請無視で感染者を出したパチンコ店は、損害賠償訴訟で閉店に?

編集部より:画像はイメージです(Cyril/flickr)

知事の休業要請を無視して、あえて営業を強行するパチンコ店があるそうだが、万一新型コロナウィルス感染者が紛れ込んで感染拡大に手を貸していた、などということになったら大変だ。

いい宣伝になる、などと思っていたら、大きな間違いである。

新型コロナウィルスの感染力は実に強そうなので、当該パチンコ店に出入りした人は濃厚接触者として少なくとも2週間は隔離されることになるだろうし、当該店舗における営業再開がいつになるか分からなくなるはずだ。

既に陽性が判明している感染者の100倍ぐらいの人が無症状感染者としてあちこち出歩いているのかも知れない、などと警告される専門家の方がおられるくらいだから、自分のところだけは大丈夫だ、などと軽信されないことである。

外出自粛が再三呼び掛けられているのに、相変わらずパチンコ店に入り浸りになる人は、一種の依存症なんだろうと思うが、こういう方々は、大体が愛煙者で、かつ3密が好きな方が多いようだから、実に危ない。

警察も保健所も怖くないと思っておられるのかも知れないが、パチンコ店がクラスターを生み出したなどということになったら、あちらこちらから損害賠償請求訴訟が起きて、その対応に追いまくられることになる。

パチンコ店を展開されておられる方々は、そういうリスクとはおよそ無縁の世界に生きておられるんだろうか。

いやあ、実に危ないなー。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年4月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。