今年からJリーグの理事(非常勤)に就任しています。しかしいきなりのコロナ危機となり、村井チェアマンと最初にご挨拶した以外、他の理事の皆さんとも対面ではお会いできていない状況が続いています。しかし理事会は頻繁に開催され、私は社会連携や政策提言周りでサポートをしています。
全国のクラブとJリーグにとって危機的な状況が続く中、理事としても役割を果たそうと、藤沢久美理事のリーダーシップによって2つの動きが生まれています。
1. Jリーグ非公式支援プロジェクト「ONE FIELD」
有志によるJリーグ非公式支援プロジェクト「ONE FIELD」が生まれた理由(BUSINESS INSIDER)
こちらの記事にあるように、藤沢久美理事がサポートしながら、Jリーグを愛する有志によって、全国クラブの情報を掲載していく試みです。
こちらをみると、試合は止まっているものの、地域社会に貢献するべく奮闘する各クラブの多様な動きを理解できます。
2. Jリーグ非公式勝手未来ミーティング
また久美さんは他の社外理事を巻き込んで、サッカーが再開するまで週1-2回、Zoomウェブナーを使ってサッカーに関連する様々なテーマを議論する「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」を立ち上げています。
8日夜には9人の社外理事・監査役が集い、今後の議論テーマのすり合わせを行いました。
オンラインサロン「#Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」を開催しました
今後は「無観客試合」「デジタル&コンテンツ」「選手とサポーター」「グローバル」といったテーマで議論が行われる予定です。私は「Jリーグと地域」や「シャレン(Jリーグが推進するコレクティブインパクト型の社会貢献活動のこと)をテーマとする会に入ることになりそうです。
ただ議論するだけに終わらないように、各テーマで話された中で、Jリーグの今後にむけて有益な内容は、とりまとめて理事会等で提言することも考えています。(はい。私は提言のとりまとめ役を仰せつかりました)
次回は14日夜に、為末大さんと播戸竜二さんによる「Jリーグ世界のJになるには?」です。関心ある皆様、ぜひ参加ください。
こうした取り組みをご一緒して感じるのは、とにかく理事の皆さんが多様であること。しかし、不思議と一貫性もあるためにスピードがありながら破綻せずに、創造的だけどリスクも踏まえた取り組みができています。Jリーグのスタッフの皆さんにもそれを感じます。理事就任間もないですが、実にユニークな組織(あるいはネットワーク)だと感じています。Jリーグの動き、ぜひ注目ください。
多様だけど、一貫性もありますね。 https://t.co/ogaZt2Rv6K
— 藤沢烈 (@retz) May 9, 2020
編集部より:この記事は、一般社団法人RCF 代表理事、藤沢烈氏の公式note 2020年5月12日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は藤沢氏のnoteをご覧ください。